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2020/11/01 19:39
天皇賞秋 2020 回顧
天皇賞秋 2020 回顧
前半5Fが60.5秒で緩い流れからの瞬発力勝負だが、かなり高い次元での瞬発力が求められる展開に。思ってた以上に高速馬場になっており、この馬場への対応力も求められた感じはする。それにしても上位の馬の高速馬場でのキレ味は桁違いだったなと思う。ただ2.3.着馬が共に発馬直後に挟まれたり接触したりして後方からの競馬を余儀なくされており、その辺りがスムースだったなら或いは…という感じがあるのも事実。2.3着馬の好走はアーモンドアイにとって新たなライバル出現という感じで、JCあたりで再戦する可能性を考えると非常にワクワクする展開になる(実際に参戦するかどうかは知らないが)。
アーモンドアイ 1着 A2
発馬五分から好位外目でダノンプレミアムが刻む淡々とした流れを追走。3角過ぎから外からジナンボーが被せに来るが慌てず騒がず我慢。4角まで大きな動き無く直線入口へ。直線入口で少し外目に出すもまだ追わずに馬なりでスルスル2番手付近まで上がってくる。そして直線半ばの坂の上り付近で満を持して追い出しを開始。追われてグンと加速して残り1Fで逃げるダノンプレミアムを捉えに掛り、残り100mで交わして単独先頭に躍り出る。しかし同時に後続の2.3着馬の追撃を受けるが半馬身凌いでゴール。史上最多の芝G1の8勝目を飾った。
楽に好位の外目を確保して4角までジッと我慢の競馬。それでも直線余裕の抜け出しを見せて、最後はキッチリ前を捉える競馬。終わってみれば非の打ち所の無い完璧な競馬と言えるだろう。しかし最後は珍しく詰め寄られた感はあるのだが、これは後続2頭がこの馬場での後半要素の高さが光った内容。この馬自身も緩い流れだったとは言え、前半で流れに乗った分だけ後半の脚が若干鈍ったものと思われる。しかし見た目にも一歩間違えていたら…という感じはアリアリ。2.3着馬とは今回は初対戦でまだ分かっていない面は多かったが、今後はこの力関係は注目の的になるだろう。
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A2 反応の良さと鋭い加速力が武器。末脚の持続力もあって後半のスピード持続力勝負になると強い、 【専用メモ】加速力 反応 高速馬場
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フィエールマン 2着 SM2
発馬直後に左右の馬に挟まれる形になって後方に下がる形。道中は終始中団後ろ目の位置で追走。3.4角も動かず待機する形。直線入口から序盤で前が塞がって進路の確保が難しい状態。直線半ばあたりで思い切って大外に持ち出して追い出しを開始。するとここかがグンと加速。大外から一直線に飛んでくるというような感じ。残り1Fからのその豪快に伸びてきて残り100mで上位3頭の争いに加わる形。結果は勝ち馬に半馬身及ばなかったものの、3着のクロノジェネシスを競り落として2着を確保した。
直線で進路の確保に手間取ったとは言え、エンジン掛かってからの伸び脚は強烈だった。結果論だが発馬直後の挟まれる一件が無ければ…と思わせるには十分な内容だったと思う。個人的にはこの距離で本来の脚が使えるのか?という視点で見ていたのだが、むしろこの距離の末脚の方が破壊力がありそうな感じ。まぁ東京があっているという可能性も高いのだが、個人的にはステイヤーとしての資質の高さを評価した分だけこの距離では?と見たのが間違いだったと思う。
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【特性面の改編】
SM2 3歳時はスローの加速勝負向きの印象だったが、最近は持続力勝負にも対応しつつあり。現状では後半の高いレベルの総合力で勝負できる感じ 【専用メモ】 瞬間的加速力 東京向きの可能性?
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(3着以降、アルテミスS、スワンSの回顧はブログ内にて)