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2016/04/17 01:00

サトノダイヤモンド

いよいよ皐月賞!
マカヒキリオンディーズという怪物。この二頭の瞬発力勝負は見物。


しかし怪物を飛び越えて1頭次元が違うと思っているのはサトノダイヤモンド


まずは風格。
長いこと競馬を見ていて、あそこまでオーラを感じるのは初めてですね。

前走はレプランシュがいる中、ほぼ持ったままで圧勝。一度仕掛けただけで弾けました。
終止持ったままでも十分勝っていましたね。

多くのレースを見てきて、それなりの相手がいる中でも持ったまま勝てる馬は本当に強い馬が多かった。
本当に強いだからこそ出来る走りとも言えますが。



前走の勝ち方は勿論ですが、更に圧巻は二走前。
当開催の馬場状態は重寄りの稍重。時計のかかる馬場。

土日全レースの上がりを見れば分かりますが、重賞上位の馬でもスロー瞬発力勝負で34秒後半ってところですね。外回りで。

この時サトノダイヤモンドが出した上がりは33.9。
この馬場で1頭飛び抜けた上がりを出したということ。


スローとは言えこの緩い馬場ではスタミナがなければ当然終いは鈍ります。
加えてパワーも無ければこの上がりは出せなかったでしょう。

この一見何気ない条件戦。しかしここでパワーとスタミナは証明されたようなものです。
そしてこの馬場で33.9ということは…当然瞬発力もですね。


以上のことから、平均ペース以下であればどのレースであっても先団から最速に近い上がりを出せるポテンシャルがあると想定しています。
後ろからの馬はどう足掻いても届かないということです。


そしてハイペース想定。
これについてもスタミナに加え、体型やストライドから言ってプラス材料。

まあどんな展開さえもサトノダイヤモンドにとっては好材料と。


もう一つ見るべきはフォームですね。

マカヒキリオンディーズに似た走りの馬と言うのは過去から引っ張り出せますが、サトノダイヤモンドは正直思い当たらない。


スローで見れば分かりますが、まず特徴的なのは後肢の蹴りの強さ。大きくより跳ね上がるような感じで背中が前に大きく傾きます。

前に大きく重心がかかり普通ならバランスが悪いフォームですが、前肢のパワーと出すタイミングにより前に掛かった重心をそのままエネルギーに変えられるのがダイヤモンドですね。

長い首をほぼ水平にまで下げて走るフォームもまた、前への推進力の大きな役割を果たしているのでしょう。

もし首が高いフォームであれば、後ろから前に来たエネルギーを上に逃がす結果となっていたのではと。
そしてストライドも当然狭まりますし、前肢への負担も相当なものになるはずです。

ダイヤモンドは、もはやスピードを出すために計算し尽くされたサイボーグのようなフォームです。


1頭近いところを挙げれば、海外14戦14勝のあの怪物ですかね。
脚4本で走るというより、後ろ2本と前2本が独立した飛ぶような走り方でした。

馬というより肉食動物が獲物を狩りに行くような。



個人的には別次元の馬だと思っているので、負けたらちょっとショックですね(笑)

時計ではなく走りそのものを見て強いと思った馬は大体本物だったので。


負けるとすれば後ろを気にしてギリギリまで仕掛けを待つとか、総合的なポテンシャルが活かされない形ですかね。

理想はオルフェーヴルの引退有馬記念。あのようなアグレッシブなスタイルでこそ違いを見せられる馬だと思っています。

とにかく、この馬が負ければ疑問しか残りません。
不調気味のルメールには敢えて強気で行ってもらいたいものです。

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