107件のひとこと日記があります。
2014/10/30 00:42
クラシックという夢に向かって(後)
前半の集計により、改めて現実を突き付けられた訳ですが、本家の2クラブが1軍で、その他の傘下のクラブが2軍的な立場である以上、経営者としては1軍より2軍の馬が活躍してもらっては困るのは理解できます。
それはそうなのですが、そもそも、募集馬が各クラブに振り分けられるのは当歳とか1歳の幼駒の時であり、その時点で能力の器(=将来の成績)を見抜いて、意図的に振り分けることが可能なのかと考えたりもしました。
でも、恐らくそれが可能なのでしょう。特にノーザンFでは。
一口馬主DBというサイトで、各クラブの詳細なデータを見ることができますが、その中に募集価格帯別の成績をまとめた一覧表があります。
クラブによってはバラツキが大きい中、ノーザンF産がメインのクラブ、特にキャロットは、驚くほどきれいに、価格が高くなるにつれ好成績を上げているという結果が出ています。
高額馬は回収率を上げるのに苦労するイメージがありますが、その高額馬が断トツで回収率も高いという結果です。
もちろん、各価格帯を平均化してのデータなので、安くても走る馬、高くても走らない馬は当然いますが、相対的に見てそれらは例外ということになります。
つまり、値付けをしているのが牧場だとすれば、その時点で『見分ける』ことができ、意図的に『振り分ける』ことも可能ということになります。
人が行うことなので想定外の事も起こるでしょうが、確率的には、クラシックを獲れるような素質馬は本家に回るということだと思います。
それらを踏まえた上で、一筋の光の話をします。
牡馬クラシックで、1頭だけ本家所属でない馬がいます。
キャロットのエピファネイアですが、なぜこの馬が2軍のキャロットに回って来たのでしょうか?
答えは、母がシーザリオという、キャロットで活躍した馬だからです。
何を当たり前の事を!と怒られそうですが、これが意図的に『振り分ける』ことができない、単純にして複雑な理由だと思います。
一口馬主の醍醐味の一つに、以前出資していた母馬の仔を持つというロマンがあります。
全てという訳では無いと思いますが、活躍した母馬の仔を同じクラブでと考えるのは、顧客サービスの観点からも自然な流れです。
特にキャロットは、『OUR BLOOD』と明確にクラブの方針を打ち出しています。
トゥザヴィクトリーの仔が、トーセンの冠名で走るのとは訳が違います。
つまり、本家以外のクラブで牡馬クラシックを狙うには、第2のシーザリオ、第2のディアデラノビアを掴むことが、遠回りのようで一番の近道ではないかと考えた訳です。
長期的な話なので、それまで現在の制度が続くのか、そもそも、自分がそれまでこの趣味を続けていられるかも分かりません。
それでも、何も考えずにただ出資し続けるよりも、少なくとも自分自身は納得できます。
過去の愛馬に重賞級の良血牝馬はいませんが、今年出資した2頭、
ブルーメンブラットの13とアコースティクスの13が、その様な存在になってくれることを心から期待してます。
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チームシルクロードさんがいいね!と言っています。
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アッシュさん
ももちょこりんさん、こんにちは!
自分は資金的な事情から超高額馬には申し込みしていませんが、高額であるほど活躍する確率が高いのは疑いようの無い事実ですし、ノーザンが1億2千万円の値付けをしたのなら、素質がG1級なのは間違いないところだと思います。
あとは関わる人に恵まれることと、馬自身に運も必要になるかと思いますが、厩舎も一流だし、夢が見られて本当に楽しみですね(^^) -
プロの目利きによる値付けなので、精度はかなりの精度なのでしょうね。
が、難しいのは「かなり精度は高い」が「完璧」ではないという事でしょうか。
かつて、吉田照哉オーナーがブレーヴハートを「(一生では足りず)十生に一度の逸材」
と言わしめたにも拘らず、競走成績はやっと準OPを勝ち上がった程度。
今年、キャロットでヒルダズパッション13に出資してしまいました。
資金難の我が厩舎が分不相応に手を出してしまいましたが…
はたして吉と出るか凶と出るか…(笑) -
『 スマイル貯金くん 』さんがいいね!と言っています。
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アッシュさん
スラッシュさん、こんばんは!
自分も超高額馬には手は出せません。外したら、それこそ我が厩舎存続の危機を迎えます(笑) 土台を築きつつ、まずは良血牝馬で大きな所を。そしてその母の仔で、いつかは夢を叶えたいと思っています。ブルーメンの仔には期待しましょう! -
スラッシュさんがいいね!と言っています。
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スラッシュさん
こんばんは
ノーザンFの値付けはかなり精度の高いものと思っております
だからと言って超高額馬には手は出しませんが(^_^;)
牡馬はそれなりの値段は覚悟しております
そして牝馬ですね
これはまったく同意見です
もちろん走りそうな馬を選んでます
さらに未来も想像していきます
去年のアールブリュット、今年のブルーメン仔はそういうことです
出来る限りこの血脈を追い続けていきたいと思っています