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2012/10/03 15:51
またもレコード決着…速すぎる馬場、世界の目は
台風接近の不穏なムードのなかで行われたスプリンターズSは、ロードカナロアが1分6秒7の高速タイムで優勝した。
外国馬は香港のラッキーナインが5着、リトルブリッジが10着、シンガポールのキャプテンオブヴィアスが15着と完敗だったが、3頭の走りは大健闘とも思えた。ラッキーは0秒9、リトルは1秒2、キャプテンが0秒5、自身の持ち時計を詰めたからだ。
日本の芝コースは時計が速いことで有名だ。ある程度スピードの出るレースは確かにスリリングで面白いが、それにしても今開催の中山は京成杯AH(レオアクティブ)で芝1600メートル1分30秒7の世界レコードが出たように異常だった。
「自国(香港)のレースに比べるとペースも時計も速すぎた」とリトルのパートン騎手が肩を落とし、「レコードが出るような競馬でよく頑張っている」とキャプテンのチャベス騎手がパートナーを称えたのも無理からぬところだろう。
日本の超高速馬場は海外の関係者の目にはどう映るのか? 馬場状態を考慮し直前でスクラッチ(回避)する馬が出るなど、欧米の競馬関係者は馬場コンディションに敏感。レコード続出=「日本の競馬は特殊で危険な馬場で行われている」というメッセージとならないか。
秋の東京のメーンイベントは言うまでもなくジャパンC(11月25日、GI、芝2400メートル)だ。日本最大の国際招待レースはぜひ、“世界照準”と胸を張れるバランスの良い馬場で行われることを願わずにいられない。 10月1日(月)夕刊フジより
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