競輪
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2012/05/03 23:02
故障馬続出
1年2か月振りに、土、日と東京競馬場に出陣しました。親友から何度同じことを口にするんだ！と言われるくらい口を酸っぱくして言い続けたことは、皆さんもお分かりの通り、芝丈が長いこと！
しかも土曜日の最終レース後、少し時間を掛けて改めて東京の芝をじっくり見てきました。
眼の前で見てはっきりと分かったことは馬場発表のように野芝のトールフェスクではなく、洋芝のイタリアンライグラスが異様に長いこと。
そうです、この青々としたフサフサの芝の元はイタリアンライグラス！ですが時計の早いのは恐らく路盤が硬いため。お湿りの雨でも降って、クッションが良くなれば別ですが、開幕週は勿論最高の馬場でしたし、土曜日も雨の影響を残した馬場でスタートでしたが、さすがは新潟競馬場に次ぐ2位の土壌、水捌けの良さ。先週は週中連日降って、木曜日、金曜日でも9ミリ、13ミリと発表されていましたが、メインレースには既に良馬場、さすがです。
そして改めて府中の4コーナーから直線を見渡すと、なだらかな勾配、そして長〜い、長〜い直線。そして府中の芝の馬場は、馬場のど真ん中を境に断面図で見ればなだらかな、かまぼこ状になっていることを情報通りにこの眼で確認しました。
土曜日は道中インに潜っても直線で馬場の真ん中から外を強襲する馬を、私の見た6レース以降はこの眼ではっきり確認。
日曜日は前日と打って変わり、直線で馬場のど真ん中から外が強襲できない、差し切れない馬場に早変わり。この日はお恥ずかしながら、東京競馬場に出陣しながら、東京のレースはただの一度も当たらず、ボウズでした(苦笑)
何が言いたいかと言うと、たった1日で馬場傾向がこれほどまでに変わると言うことです。土曜日は自分の予想していたイン、経済コース有利、道中インから直線馬場の3分所、ど真ん中への持ち出しと予想していたことが大ハズレし、その予想は日曜日だったということです。
推測できる限り、路盤はどんどん固くなっている予想はつきます。その路盤の硬さが顕著だったのが先週の京都競馬場。
土曜日から気持ち悪いくらい、例年時々ある京都特有の高速馬場を通り越し、超高速馬場になっていました。結果的に故障馬が続出した天皇賞・春。ジャガーメイル、ギュスターヴクライ、ナムラクレセント、フェイトフルウォー・・・もしかすればあの土日で走った馬達がレース後、脚元がパンクするくらい負荷が掛かっている恐ろしい馬場であることは明らかです。
走らせるのに危険な超高速馬場。路盤が硬過ぎればソエなど脚元に不安のある馬、能力のある馬は故障する危険性が更に高くなるでしょう。
京都は恐らく調教師などから苦情が殺到し、対策をこうじてくるかもしれません。東京も今週は更に路盤が硬くなる可能性大。
ＮＨＫマイルも多分大丈夫だと思いますが、ジョーカプチーノが勝った時のような差し馬が壊滅する超高速馬場になる可能性、雨が降って先行馬が総崩れするピンクカメオが勝ったようなズブズブの差し馬向きの馬場という可能性も残しておいた方が良さそうです。
馬の力量が分かっていても、能力があっても、特殊な馬場になり、差し馬が全く歯が立たない異常な馬場・・・。そういう年があるのも全ては馬場が理由。芝の妙、路盤の不思議と言えるでしょう。
馬場発表に隠れて何かしらのおかしな馬場を作る馬場造園課。雨が降らず、パンパンの良であるはずなのに、時として水を大量に撒くことも発表なしでするＪＲＡ(笑)
馬場に緑色の砂を撒いたり、細工やカラクリを仕掛けるＪＲＡには絶対に細心の注意が必要になりそうです。
能力比較、力量も当然大事！そして展開や枠順も大事！馬それぞれの状態や、ジョッキーのバイオリズム、ノレているかどうかも大事！一つの要素だけ見るのではなくではなく、複合的に見るのが良さそうですね。
馬券を買われる方はくれぐれもご注意くださいませ。
- トール
- タリア
- ジャガーメイル
- ギュスターヴクライ
- ナムラクレセント
- フェイトフルウォー
- ジョーカプチーノ
- ピンクカメオ
- バイオリズム
