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2012/07/13 22:40
本当に夏の越後路に輝くか・・・黒いダイヤモンド
明日、ようやくデビュー戦を迎える黒いダイヤモンドことネロディアマンテ。
そもそもこの馬に巡り合ったのは、兄アドマイヤメイプルの情報を知った時。5月3日の馬三郎の情報をご覧になった方ならばお分かりの通り。
朝一番調教からスタンドに引き揚げてきた和田騎手が一言。「あの馬、すごい乗り味やわ。体力的にあと1カ月以上は乗り込まなきゃいけないだろうけど、間違いなくオープンに行く馬やわ」と絶賛。それを覚えていてすぐに兄弟馬を確認。
祖母のファームキャットから、パドゥシャ、ヴィーヴァサルーテ、ヴィーヴァタキオンなどを見てきた記憶はありますが、やはりダークウィザードの印象が強いこの産駒。アドマイヤマダムの印象は殆ど残っていませんが青鹿毛、黒鹿毛、青毛と見た目がとにかく綺麗で騙されてしまいまいがちですが(笑)馬っぷりが良いイメージがあります。そこで見つけたのがPOGのあった本馬の写真。切れ味がありそうな馬体で、瞳がとにかく印象的でしたが、線が細い印象があり使い込めるのかな・・・というのが第一印象でした。募集価格は1200万円。同厩舎、同クラブ馬の先輩、相沢厩舎のアイスフォーリスの募集価格は1400万円。金額的には2年連続で格安の馬から活躍馬が出るかは動向を伺いながら様子見というのが見解でした。
6月に入り、EURO2012に熱中していたため、調教時計しか確認していなかった6月下旬、いきなり飛び込んで、注目馬情報・・・。さすがにこれには参りました(笑)
その情報がとにかく秀逸でした。
それが6月21日の情報
まだ美浦に入廐して間もなく、追い切り時計は、13日のウッドチップコースで松岡騎手を背に、70秒8−55秒6−41秒3−13秒0のみだが、その走りは大物感タップリ。松岡騎手も背中の良さを絶賛し、シンボリクリスエス産駒にありがちな硬さがなく、身のこなしが非常に柔らかい。
鞍上の指示で重心がグッと沈む様は、走る馬のそれであり、これから調教を重ねる度に評価が上がっていくのは必至だろう。
「久しぶりに手応えのある馬に出会えましたね。ちょっとモノが違うと思いますし、クラシックを意識してしまいますね。少しずつ負荷を掛けていき、馬の成長とともにピッチを上げるつもりです。このまま順調に調整がいけば、新潟の初日にはデビューできと思います。騎手は松岡騎手になるでしょう。今からデビューが待ち遠しいですね」と調教師。今年絶好調の相沢厩舎。目が離せない
これはさすがに注目に値しますよね。
とにかくここにきて紙面は騒ぎに騒ぎ、絶賛のオンパレード。レース前にあまりにも騒ぎ過ぎ、吹き過ぎは負けようものならこきおろされ、文句や批判に晒されるものですが、POGの指名者数を拝見すれば、殆ど注目されておらず意外と冷静。
相沢師は「500キロくらいで入厩して、調教を積みながら絞り込んだ。素直な気性で掛からないし、皮膚も薄い。とにかく欠点がない。ここを勝って、暮れのG1(阪神JF)を狙える馬と思っている」と青写真を描く。シンボリクリスエス産駒にしては身のこなしが柔らかく、手綱を取る松岡騎手も「スピードがあって瞬発力も非凡。モノが違いますよ。G1? それだけの器だと思います」と自信の様子。
最終調整となった11日は、Wコースで強めに追われて70秒0―54秒5―12秒7。3歳未勝利の併走馬を3馬身先行し、最後は5馬身突き放した。「すごく乗り味がいい馬。スピードがあるし、瞬発力もありそう。素質はかなり高いと思います」と松岡は惚れ込んでいる。
相沢調教師も、自信を持って送り出す。「牧場での育成段階から、ずっといい動きをしていた。あかぬけた馬体で、気性的にも問題ない。将来的にも楽しみにしている」と笑顔で話した。
今週はしっかり調教の動きを確認し、豪快な動きはとても好印象で満足できるもの。頭が下がり、首を巧く使ってグッと沈み込むタイプとは違いますが推進力は抜群。
えてしてホンモノかニセモノかが実践に行ってコロッと負けることもあるのが競馬ですが、この馬の走りまで確認している以上、ホンモノであることを願いたいと思います。
一昨年、同週デビュー勝ち馬はマイネイサベル、昨年はモンストール。新潟開幕週芝1400からもしっかりと活躍馬を輩出していますしね。
昨年のサウンドオブハートと同じくらいの手応えがあると自信満々の鞍上のマサミくん。彼は強気に吹き過ぎることで有名ですが、それも自分を鼓舞するための強気。
ここまで強気な以上、デビュー戦から結果が欲しいところですね・・・。
しかも暮れの阪神JFを目指すならば、一応の目安として1分22秒台の走破時計も欲しいところ。
黒いダイヤモンドは初陣から越後路で輝くことができるのか・・・熱い新潟の夏が始まります・・・