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2012/09/10 21:25
不確定要素があるからこそ面白い
ソウルファイターの勝ったメイクデビュー戦。競走結果からは、超スローペースで、走破タイム、ラップに見るぺきものはないと低レベルと仰る方が多いようです。
数字で証明されるレベルというものは確かにあると思います。しかし時計で測れないレースの価値というものも存在しておかしくはありません。
ソウルファイター、ネオウィズダム、ライフトップガン。このレースの1〜3着の馬はいずれも評判馬でした。そしてこのレースは本来もう一頭の評判馬、マンボネフューが出走予定していたレースでした。ソエで回避してしまいましたが、この組は駒揃いというのが戦前の評価。
そのラップも、全てはあの一頭の馬の存在で、評価が格段に下がったとも言えますね(笑)
私はこのレースの時計、上がりに確かに評価に値しないと言われたとしても、この3頭の評価は現時点で非常に高いです。それはレースを見た時に感じた威圧感、伝わるオーラでした。
こればかりは言葉で表現するのは非常に難しいのですが、3頭のガチンコ勝負で見られた気迫、競り合いは凄まじいものがありました。
このレースの4着馬が写真のブルーバレットです。9頭立ての8番人気、しかも単勝オッズは56.5倍、恐らく日本に1頭しかいないであろうFirst Defence という謎の産駒(笑)
内々を上手く立ち回り、前残りに乗じて流れ込んだ、偶然に残ったという見方もあるかと思いますが、4着と5着の差は5馬身。これは簡単にスルーできないポイントです。
馬場、コース、枠順、展開、2走目の変わり身、いろいろな要素があるため次の走りがどうなるかは分かりません。ですが能力という点だけでみれば、2走目のレースで、このレースのレベルを再評価するための指標になる馬であることは間違いありません。この上位3頭に経済コースをペッタリ回ってきたブルーバレット。
この馬はあのレースの時計で計れないレベルを計る上でキーポイントになる馬かもしれません。