中山で一人きりの心理戦

人の心理とは実に面白い｡

1つ前の日記に書いたが､
皐月賞当日､6Rで僕は万馬券をGETした｡
三連複と3連単で合計1900円購入して
的中が113130円だった｡

皐月賞､僕の本命はゴールドシップ!!
僕はこの万馬券を取るまで､
ゴールドシップの単勝を1万円以上買うことを決めていた｡

でも6Rの的中でなぜか冷静になリ､自問自答が始まる｡

いくら買っても馬券になるのは上位3頭だけ･･･
1900円で万馬券の場合もあれば､
100万円買って0の場合もある｡
確率で言えば､断然当たらない確率の方が高い･･･
それに､6Rで今日の勝ちはほぼ確定した｡
なのに単勝1万円も勝負する必要はあるのか??
と言う自分｡｡｡

しかし一方で､勝ってるからこそ勝負だろ!?
と言ういつもの自分｡｡｡

マイナスを減らそうとする自分｡｡｡
プラスを増やそうとする自分｡｡｡

7R､8R,9R,10R･･･一人きりの心理戦は続いた｡

そして､
僕はゴールドシップの単勝を1千円だけ応援馬券として購入する｡

結果だけ見れば､
「やはり1万円勝負すればよかった」と後悔もある｡

しかし､今思い出しても､あの時の冷静な自問自答は面白い｡
あの一人きりの心理戦を､
「当たり前で､分かりきった事だ」と言ってしまえばそれまでだが､
あの日､僕は競馬の本質に少しだけ触れたような気がした｡

あの時の自問自答､そしてあの心理は､
これから先､僕の競馬人生の教訓の一つとなるだろう!!