296件のひとこと日記があります。
2012/10/25 01:37
カスパロフさんへの返信その2
僕は、アジア人として初めてノーベル文学賞を受賞したタゴールの詩が好きです。知ったきっかけは何かの映画でした。そこで朗読されていた詩の内容は、はっきりではないのですが要約すると、
「私は世界中を旅して回った。ありとあらゆるものを見てきた。しかし今朝私は気付いた、自分の家の庭の木の葉に垂れる一粒の露の中に、全世界が映っていることに」
この詩に衝撃を受けた僕は、知識、経験、生きていくということ、運、不運などについてことあるごとに考えるようになりました。知識、経験がすべてなら盲目の方々、聾唖の方々、肢体が不自由な方々、その他困難を抱えている人の人生はどうなる?健常な人間のほうが人生として有意義になる可能性が上がるのか?など。個人的な部分でも探りたいテーマなのですが。
哲学もさることながら、仏教やキリスト教、インドの諸宗教など、宗教もほんの少しかじり始め、今でもそこから、何か自分が大きなことを成そうとするとき、どのように行動していくのがいいのか、その具体的で実践的なヒントを得たいという思いが激しいです。
考えては、社会(人間関係)の中で実践し、そこで得たものからまた考える。僕は自分には個人的な事情から、経験があまりに少ないという気持ちが根強くあり、また、多くのことを知りたい、表現したいというあまりの欲求の強さから、知識、経験をまだまだ重要視しています。競馬もやはり根本的にはこの興味から始まっています。これから同じことをしていくでしょう。あれもこれも知りたい、見たい、行きたい。
しかし、知識、経験は最重要項目ではないのではないか?という考え方が、僕の窮屈な気持ちを楽にしてくれていることだけは確かです。
乱文ですね。
申し訳ありません!
何か想いの片鱗のようなものを受け取っていただけたら…!
今の時点でなんとなく掴みかけたことを書いて結びます。
「人間はゼロから始まっているのではなく、初めから能力など、すべてを持っている。その現れ方に個人差がある。何十年もかかる人もいる。知識、経験を得ようとする努力、生きていく中で直面する困難は、その初めから持っているすべての良いものを目に見える形で表現する補助になる。摩擦がなければ道が歩けないように」
生きている意味もまたそこに。
僕は考えて考えて、そして最後には気楽に笑って生きて行きたいです。
ネット競馬の日記にこのようなことを書くのは僕だけかもしれません。
今回は特別に、カスパロフさん宛てに書かせていただきました。
変な奴だとお思いかもしれませんが、これからもよろしくお願いします。
あ、競馬好きですよ!天皇賞(秋)ウィーク、土日行きます!!