スワンSとガラスの脚

ディープブリランテは三歳で引退を余儀なくされた。
一瞬の閃光を残してターフを去る悔しさ。関係者の苦渋の決断。

ド素人の自分から見てさえ、脚部の故障、特に蹄や関節の怪我によって長期休養せざるを得なかったり、今回のように引退しなければならない事態にまで至る馬が多すぎはしないかと思わずにいられない。
無事是名馬。天皇賞のネヴァブションなんて9歳だ。
以前とは飛躍的に調教方法、飼育方法など改良され、競走馬の寿命は延びたというが、現実的にこれだけ脚を痛めて大きなチャンスを回避することになってしまう馬が多数いることは紛れもない事実。

とあるインタビューでは、調教師の方が「日本の競馬場は堅すぎる。これでは、使いたくとも怖くて使えないレースも出てくるよ」と発言していた。応援する側の人間として、勝ち負けは最優先事項であることに間違いはなけれど、お気に入りの馬が怪我のため長期休養になったりしたら寂しい。

専門的なことは分からないが、少しでも安心してレースを楽しめる環境をつくっていってもらいたいと、切に願う。


さーてさて、今週のサザエさん…じゃなかった土曜日メインはスワンSです。ところでサザエさんのジャンケンには法則性があるって聞いたことあるんですけどほんとですかねぇ？

土曜に入っていた用事がキャンセルされ、それならばと、急遽天皇賞デーのためにコツコツ貯めておいた種銭を振り分け土曜日へ。今のところ、スワンSと、天皇賞と同じコース＆少頭数で買いやすい東京9Rの二つに絞って予想中。東スポの印のつけ方は大胆というか独特というか、netkeibaとはまた趣がぜんぜん違っていて、その比較も面白い。もう◎にはだまされないぞ、と。

スタイルのひとつとして、また軸馬を探す練習として確立しつつある、三連複一頭軸四点ボックスをいつも通り三百円ずつ買うつもりで、カラフルな競馬トウスポの一面を睨めること一時間あまり。
明瞭簡潔に五頭を紹介。

軸◎ 8ダノンシャーク

オリービン
レオアクティブ
エーシンホワイティ
テイエムオオタカ

これで勝負！

逆らわずに上位人気を押さえつつ。軸は、1400ｍこそ未経験なものの、抜群に安定した実力派ダノンシャーク。浜中騎手も心強い。レオアクティブも堅いと思うけれど、完全に追い込み型。ハラハラ感はすさまじいだろう。話題の三歳馬世代として期待。

1400mの距離からテイエムオオタカの逃げを期待。エーシンホワイティは内枠の有利と、前走オパールOPでテイエムオオタカのクビ差に迫った末脚に期待。直線はそんなに長くないものの、京都芝に良績もあり、二頭とも中2週ながら、もしかすると、の期待感を持たせてくれる。


東京9R、精進湖特別は、目下検討中。こちらも紐に穴馬をそろりと混ぜて楽しもう。

それにしても、まだ「ペース」というものがレースにどう関わってくるのか、基本的な範疇でしか分かっていない。序盤、中盤、直線と、ペースの関係性。スローならどうなるのか、ハイペースならどうなるのか。今は、突出した逃げ馬が内枠にでもいたらハイペースだろうな、くらいの認識で。

とにもかくにも、明日競馬できるのはもっけの幸い。僥倖っていうやつだ。時間もまだあるし、直前まで作戦を練ろう。この時間が好きだなー。