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2012/11/01 02:50

パンク競馬2

日本で最も面白いサイトのひとつ、「完全パンクマニュアル」は一読の価値があります。ついつい勢いで、俺は朕は生きる最奥の秘伝をぺろっと話してしまう。気前がいいよ。音楽の知識は必要なし。バンドはギターとかベースとか、色んな楽器があるアレだよな、くらいで十分すぎます。読んでもなんにもどうにもならないし、真摯に真剣に、ひたむきにアホらしい。最高すぎて生きる指針にしている。下手するとあなたも裸に革のベスト、パッチワークで構成されたベルボトムに下駄でスキップして江田照男しか買えなくなりますよ。
あなたがひとつもギターを弾けないとします。弾いても弾いても音がちゃんと鳴りゃしない。仕方ないから本体に思い出してドラえもん描いてみたりする。そもそもギターがない。
イエス!あなたにはパンクスの資格がある!音?コード?なんですかそれは?叫びたいこと、ありませんか。電車の中吊り広告でも読み上げましょうよ。僕は今日階段の手すりを駅でずっと見てました。ここをこんなに見る人間は自分しかいないし、何かとても大切なことのような気がどうしてもする。なぜ徒労しないんですか?人生を生きる意味、それは「できる限り遠回りをするため」ですよ。
あとはどうでもいいことを気にしたりするといいですね。「グルジアの国旗ってなんだっけ?」とか、トイレの落書きにある謎の携帯番号に暇すぎてついかけてしまうとか。意外に話し込んじゃったりして。
ちなみに何年か前にミクシィというソシアル・ネットワーキング・サイトで「完全パンクマニュアル」の話をしたところ、著者が直々にコメントを書いてくださいました。大学の先輩だったという。嬉しくて酒が進みます。いやほんと。もっとパンクであらねばならんなと。馬券もそうですよ。

「完全パンクマニュアル」をほんの少し引用してみましょう。
ここでは、イギリス労働者階級の仕事ない不満と暇とおっそろしいだるさが産んだ伝説にして代表的パンクバンド、セックスピストルズを聴く方法について書いてある部分を。

「いうまでもありませんが、まずCDというメディア自体が非常に軟派です。
何度聴いても音が劣化しないというセコイ考え方がまったく小市民的で、とてもパンクとはいえません。
やはり、真のパンクスが聴くに相応しいメディアはカセットテープです。これしかありません。
聴くごとに音質が劣化していき、いつかは壊れるカセットテープ。
この一期一会の感覚はまさに“瞬間を生きる”パンクスならではのものでしょう。
もちろん、ダビングには細心の注意を払い、出来る限り酷いダビング環境を揃える努力をするべきです。
とにかく、いまある最高の音質を出来る限り高い再現性で再生しようなどというファッションパンクな思考は捨ててください。
ダビングが終わった後は、CDはすぐさま友達に返却するか、叩き壊してください。」

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