パンク競馬4

自分自身であるしかない。刻々と変わっていく今に惑わされずに。でもいいんだよ、コロコロ変わればいいじゃないか。

ニール・ヤングを知っているだろうか。
フォーク、ロックの世界じゃ有名なひとなんです。彼はこう言っている。

「変わり続けるからこそ、変わらずに生きてきた。」

俺は変わり続ける。だから変わらない。
意味が分かってもらえるとは思わない。
こういう本質を持っていることだけ知ってもらいたい。

俺は書き、歌う。
そんなに多くのことはできないよ。
アインシュタインだってインタビューで答えていたじゃないか、顔を洗う石鹸と髭を剃る石鹸が同じことについて。
「そんなことをしていては、人生が複雑になりすぎる」と。
努力して、努力して、勉強して、勉強して、それから全部忘れて何にもしない人になりたいね。つげ義春の漫画「無能の人」で石を売る人みたいなもんで。俺はプライドが高すぎて手がつけられない。高校の国語で中島敦の「山月記」を読みませんでしたか。あんな程度の低い連中と一緒にすんなと山にこもったらいつの間にか虎になってしまった男。時が経ち、かつての下っ端は上級役人になっている。そのころにはもうどうしようもなくなっている。確かそんな話じゃなかったか。「人生は何かを成すには短すぎる。何もしないでいるには長すぎる」そんな捨て台詞を吐いてたような。違っていたらすいません。

確かにちょっと人と違ってたかもしれない。
大変だったかもしれない。色々、ある。

不幸に酔ってるんじゃねぇよと喧嘩になったこともある。

ホラホラ場違いだぜ。

馬違いか。

人間の持つ多面性を実地で体現するのもいいかなと思って。
明日起きたら友だちとフォローがゼロになっていたりして。
これで寂しがりなんですよ。今までのは全部照れ隠しです。
長生き、したいです。言いたいことの百万分の一も言えてない。



「やらなきゃならないことをやるだけさ。だからうまくいくんだよ」

ボブ・ディラン