競馬と音楽1

本来ここは、ブログに競馬関連の記事を書くと競馬を知らない人が混乱するから、という名目で始めたものなのに、いつのまにかどっちもどっちになっている気がする。衝動がすべての人間に、場所をわきまえなさいと言われても表面上のこと。しゃあないしゃあない。今日も自分が大好きです。

競馬と音楽にまんざら関係がないわけでもないことは、馬柱を開いてみれば一目瞭然なんじゃないだろうか。
馬主が音楽好きな場合、それにちなんだ名前（ストラヴィンスキーとか）を付ける事は珍しくない。俺だって馬主になったら音楽関係の名前をつけてしまう可能性は大いにある。「タワーレコード」とか。

そのまんま「ロックンロール」という名前の馬も存在するくらいで、こういう馬を、能力如何に関係なく俺は「音楽馬」として名前をなんとなく記憶にプールしている。
特に、ビートルズが好きなんじゃないかと思わせる馬名が散見されるのも面白いところだ。
現役で「ホワイトアルバム」という馬がいる。これはビートルズが1968年に出した本当に真っ白なジャケットのアルバムのタイトルだ。正式には「The Beatles」だが、世間的には「ホワイトアルバム」で通っている。
ほかにも現役で「マージービート」という馬がいた。これもビートルズ、および当時世界を席巻した60年代のブリティッシュ・ロックが好きな馬主さんだろう。ビートルズはイギリスの港町、リヴァプール出身。その辺りを流れている川をマージー川と呼ぶ事から、この周辺でアメリカのロックに影響されながらも独自のサウンドを作り上げていったバンドの音楽を一まとめに「マージービート」と呼ぶ。このことを、馬券を買う人がどこまで理解しているのかはわからないが、知っている人間をニヤリとさせたかったんだろう。タイトでかっこよく、アメリカのだだっ広いロックより少し哀感があるのが特徴、だと思う。ビートルズを聴くとすぐに分かる。日本人の琴線に触れるものが多かったのもうなずけます。この周辺のバンドはもう数が多すぎて、一度はまったら部屋中がディスクだらけになることうけあい。

競馬にはこんな楽しみ方もある。
ほかにこんなジャンルの馬名があるよ、という方、ぜひ教えてください。
ちなみに風邪はようやく抜けました。ヤッホーイ。