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296件のひとこと日記があります。

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2012/11/29 15:35

おっさん解禁、エピソード1

ポツン、ポツンと雑多な仕事をしている。

食っていけやあ、しないのだが、最寄駅まで徒歩で行こうとすると種田山頭火みたいな気持ちになる場所だが立派に家があるし、米も味噌も塩もある。ペッパーミルなんて洒落たものまである。だので、つい先年までのうのうと蟄居していたのだけれども、それだとやっぱり鬱屈もするし、馬と同じで人も交流したほうがわりと面白く暮らせるのではないか?など、行く雲を見上げたり、家のむやみと重いものを持ってまた置いたりしながら考えていた。
いかなる事情があるにせよ、今はびゅんびゅん過去になっていくし、未来はおずおずと、もじもじしながら着実にやってくる。思い立ったが吉日、という先人のありがたい言葉もある。そしてやっぱり、金というのは、いるよね、と。たまにはベビースターラーメンとか食べたいし。よしここらでひとつ、人間でもやってみるかと、コスプレの気合いで世間へと舟を漕ぎ出して今三メートルくらいである。しかしもう帰り道なんか覚えてない。地図も磁石も忘れてきたし、通帳の残高はジャン・ポール・サルトル先生言うところの「無」だし。危ぶむなかれ行けばわかるさ。「どうしても諦められないことがあるのなら、それはいいことなんだと思う」というような歌を聴いたりして、昨日は五時半からワンボックス・カーに揺られ横浜という街まで行ってきた。片道約三時間。さあ私はどこに住んでいるんでしょうか。

いやー眠いこと。しかし、ま、やりますと、言ったからには行きましょう。ここは義理と人情の国ニッポン。一度杯を交わしたら、おやっさんのためには二千円くらいまでなら貸せる。何の話だ。お仕事は肉体労働その他もろもろ。なんやら詳しいことネットに書くといけないんですってよ奥さん。横浜の記憶は、みなとみらい、なぁんて駅があったなあという記憶のみ。実は横浜駅(駅だけ)だったら何度か行ったことがありまして。切ない記憶とつながっており…。

地元の人が「俺の家の周りなんて、海ばっかりですよ」と言っていて面白かった。こちらではみなさん「ここはどこを向いても山しかねぇ」などとおっしゃいます。すごいところで、街頭テレビに群がってプロレス観たりしてね。戦後か。
時々「あれ、俺ここでなにしてんだっけ」など思いながらも、人生って不思議なものですね〜♪てなもんで不死鳥のごとく頑張る。なんか重いもんとか持った気がする。あと夕食の箱弁当になぜか焼き鳥の串が入っていた。横にからしの小袋。どうしていいか分からなかったので焼き鳥にかけたら、絶対分からない最深部にメンチカツを発見。時すでに遅し。横の人に「新しい味の地平を切り拓こうと思いまして」と言ってみる。「そういうの、いいっすね」と返してくれた。ああ人類皆兄弟。
帰ってみると深夜二時。とっぱらいのギャランティーを計算機で時給に換算してみる。「久しぶりにマックでセット頼んだ人」くらいの金額であった。やんぬるかな。五時まで友人と話す。起きてるやつもいるんですねぇ。さっき「ごめん途中で寝ちゃって」とメールあり。寝ていいのではないかと思う、と返信。

つづく。

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  • 大杉馬連さん

    イチコさん、いいね!ありがとうございます!
    うれしいです。

    2012/12/02 21:13 ブロック

  • イチコさんがいいね!と言っています。

    2012/12/02 20:48 ブロック