296件のひとこと日記があります。
2012/12/08 00:24
「運」というものについて2
外見からは何も分からない。そして、自分がどういう状態にあるのかを、他人に理解してもらうのがとても難しい。自分だって、逆の立場なら分からないでしょう。
つい先年、のた打ち回るような状態から少し抜け出した感があり、ポツリ、ポツリとアルバイトを始めてみました。それで馬券が買えたりするんですね。
病院は、長らく放っていました。実家から帰って数年。体は動くし飯も食えるので、一応毎日街には出て、図書館に行ってすこーしずつ本を読んだり。何かの役に立つかもしれないと。これは今でもやっています。
こんな男なのでロマンスは…まったくゼロというと嘘になります。不思議ですね。なんでか、極めて少ないながら、女性とまったく関わらなかったわけでもなく。まあオリンピックくらいの頻度ですけど。いえ本当に。開催期間くらいすぐ終わるんですけど…。
その不思議な彼女が、俺を心配してくれたので、じゃあ、もう一度だけトライしてみっか、と探したとき偶然見つけたのが今通っている病院で、絶体絶命の方どうぞって書いてあったので、自由診療でちょいと高いのですが、そこに今年の半ばから通っています。初診が四万近くかかって泣きそうでした。無理矢理涙こらえてバイトしましたとも。ま、今でもですが。やあっと自分のPCも買えましたし、次はスマートフォンに挑戦したいですねえ、だがあれがまた高いのよなー。毎月。
何とかかんとか、費用をギリギリまで削ってもらい通ってます。これは続ける価値があるな、と直感的に思いました。他にも諸経費あるので、二週間に一回が今のところ限度。その間隙を縫って余りをプールしておき、競馬に回すわけです。分かりますか!俺の千円の意味が!死ぬ気で遊ぶ俺のやばい目が!このクールでダンディズムを尊しとする俺が、昼食代を削るために出かける前おにぎりとか握ってんですよ。今日はおかかと梅のダブルコンボで味の広がりを…とか言ってる二十代最後の冬です。心意気だけポール・ニューマンです。
その割に結構うっかり賭けて、もー本当に泣いて帰ったこと、あります。競馬初めて一年未満なのに…。だからか。
先日クリニックに行った際、注射をするんですが、「一本一万円の注射です」と軽く院長が言ってました。ちなみに四本打ってます。んで点滴も受けてます。えへへ。
そんなこんなで、何でか生きています。
生きているということは、生きろってことなんじゃないのか。何も持っていない代わりに、「運」だけは山盛り持っているのではなかろうか。と、11月から大体毎日軽く風邪の俺は思ったりするのです。
そんな俺が、満を持して競馬界へ光臨。これは勝つでしょうと。
怒涛のポジティブネス!
俺のことだからうまくいくに決まっている!
泣くのは嬉しいときだけでよい。
そういえば同じ日、京王新宿駅の人混みで、盲目の男性が杖で階段を上っていた。
誰も見向きもしやしねえ。その人も慣れてるようで階段をすいすい上っていくが、この雑踏の中。目をつぶって歩いてるのと同じだ。これだけ人が居るのに何なんだお前らは。と鼻水ズルズルの俺は、ここでタイミングを逃したら絶対に後悔すると思い、おせっかいながら声をかけた。この心理、思えば競馬と全く同じです。
「大丈夫ですか?よかったらご案内しますよ!」
そうすると、その人はさばさばと「あ、じゃあお願いします。普通に歩いてください」と俺のくったくたなコートの肘を軽く握る。案内され慣れているし、実にさわやか。
「階段これで終わりますよー(この声かけが喜ばれると聞いた)」と階段を上り、改札口まで案内して「どうもありがとうございます」「いえいえ、お気をつけて!」とごく普通のやりとりでおしまい。こんなの誰だってできるだろ。これで自分の運気が上がって、週末競馬で勝つとも思わない。
そういや数年前、長野駅で同じことをして、東京までの長距離バスを寸でのところで乗り過ごしそうになったことがある。だが、それがどうしたっていうんだろう。乗り過ごしたらまた予約して乗るだけだし、何かの事情で帰れなくても、他の手段を考えるまでのことだ。俺は自分のやりたいと思ったことができればそれでいい。雨など降りたきゃ降ればいい。血など流れたければ流れるがいい。
悔しい。と思う。
したいことが破裂しそうで、満足に、納得いくまでやれていないことが。
でも、「今」しかない。ドント・ルック・バック。振り返ってはいけない。
「やらなきゃいけないことをやるんだよ。だからうまくできるのさ」
―ボブ・ディラン「雨のバケツ」
とりあえず院長!データ見ながら、
「大杉さんとまったく同じ劇的症状の方ね、首くくっちゃいましたね」
ってすんごくライトな感じで言うのやめてっ!!
首くくるより、腹をくくるよ。
なんせ俺には「運」がある。あると言ったら、ある。
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Sparklehorseさんがいいね!と言っています。
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カピバラさんがいいね!と言っています。
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大杉馬連さん
んじゃないかというのが僕の結論です。
ちなみに、僕は今年、さだまさしのコンサートに二回、行っています(笑)。
「あれを”ロック”って言うんだよ」と友達に言うんですが、みんな首をひねります。さだまさし最高なんですけどねぇ。 -
大杉馬連さん
はるるんさん、こんにちは。外れた馬券を握る手がつめたーくなっている大杉です。
「運」の定義って難しいところがあって、その一回だけを見れば不運でしかありえないことが、後の大幸運と繋がっていたりします。「運が良かった」と思っていたら、いきなり落とし穴に落ちることも。
分かるのは、「運」が確実に存在していることくらいでしょうか。
そのなんだか不確定な「運」という目に見えないものを、引きつけ、自分のものにしている人は、自分の経験から言えば、見返りを求めずに、他人のためにいつも物質的、精神的に役立とうとしている人で、お金に執着がなかったように思います。
大金が転がり込んでくれば「幸運」かというと、言い切れない部分もあるのでは?とも思います。
「時に幸運(チャンス)は、悪夢の形を持ってやってくる。だから人はそれを幸運と思えない」
という言葉があります。
「運」を本物にできるかどうかは、自分次第な -
大杉馬連さん
のど輪だ田上!さん、今日のメイン、してやられた直後に今コメントを読み、勇気付けられています。
それでもヒストリカルを買っちまうのです!
ひええーー。
可能性は等しくありますよね、人も、馬も。
あとは調教(人間で言うと努力や体調管理かな)、そして仕掛けどころなんじゃあないかと、思います。
人生は、タイミングが命なところがあります。
競馬を観ているとそれが痛感できて、実際に懐も痛いという(笑)。
人生の直線コースはやたらと長いらしいです。
一緒にドドドドドドッ!とまくり上がりましょう! -
はるるんさん
「運」って言葉、意外と口にしてたり感じてたりしますよね。自分の中では「お腹がすいた」の次なような気がします(笑)
運ってなんでしょうね?物事がうまく行けば自分の手柄にするのに、失敗すれば運が悪いと片付けてしまう。
自分は「絶対」と言う言葉を疑う人間なんで「運」と言う言葉は好きです。競馬も運だし、人生の良し悪しも運だと思ってます。
運がいいとか 悪いとか
人はそれぞれ 口にするけど
そうゆう事って 確かにあると
あなたを見てて そう思う
さだまさし「無縁坂」
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のど輪だ田上!さん
おはようございまーす。
運だけじゃなくて優しさと勇気も持ってるじゃないですか。
超Good!
仕掛けどころで一気にまくってやりましょう!
もちろん俺も一緒にあがっていきますぜ。 -
いちごさん
わかりました。
それでは、今後も自然に今まで通りの調子でコメントさせていただきます。
明日の競馬、頑張りましょうね。 -
いちごさんがファイト!と言っています。
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大杉馬連さん
いちごさん、大丈夫っすよーw
すごく運がいいですね、「この治療をできるのは日本でここしかない」と言ってましたからね。
軽くって、いいんですよ。もう羽毛より軽い感じで!
競馬は最高に楽しいです!考えるのが好きなもので。
そう何レースもできないのが悔しいですよ。
バイトはなぜか肉体労働率高し。やめときなさいって。
それはそうと、いやあ、いちごさん、車の免許持ってないんですよ俺。いつ切り出そうかと(笑)。
コメントで十分ハッピーです!
大丈夫ですよ。俺はただものじゃあありません。
いつも通りで!お願いします!