競馬、五つの「K」

一、基本は単複一点買い
二、怖がるな！
三、根気を持て
四、後悔するな
五、からあげはおいしい

これを、競馬必勝心得「五つのK」とする。
最後の方無理矢理感がそこはかとなく漂っているが気のせいだろう。

今日は一レース。
阪神9Rで基本の単複一点買い。
狙いの血統馬、皐月賞馬キャプテントゥーレの全弟リジェネレーションは一番人気になっていて、単勝2.0倍、複勝1.2倍。単複一点買いで、的中時にもし複勝でもプラマイゼロにするには難しい馬券だった。
ちょっと体調を崩し気味で、ずいぶん遅くに出発。直前になって、どうしても先に買っておかなければならないものがあり、博打の前に出銭はゲンが悪いな、などといっぱしのことを口にしながら場外へ着くともう締め切り十分前。
パドックが観られないのが心残りだったが、リジェネレーションで勝負することに変りはなし。
買ったのは、単勝が2,000円、複勝を1,000円。先の買い物で、今日のために取っておいた資金をいくらか使った。結果的にこれは大正解となるが、それはピュアな結果論というもの。

一枠二番から好スタートを切った。
妙に元気のいい馬たちが鼻を争っている。
半分を通過したくらいから、リジェネレーションの位置取りがどうもおかしい。中団あたりでうまく控えていると思っていると、ズルズルと後退していく。走りに一貫性や個性が感じられず、馬がただ走っているだけに見えた。つまり凡走するパターンに似ている。

「追い込み馬だからじっくりと力を蓄えるのか。でも後ろ過ぎると、この馬のエンジンの掛かりの遅さが出てしまうのでは…」

帰って掲示板を確認すると、あれは後退したのではなく、スローペースと判断し他馬が前に移動して行ったが、リジェネレーションは動かなかったのだそうだ。基本的にスローペースは逃げ、先行有利（あれ、例外もありか）。追い込み馬には厳しい展開だったか。一つ目のコーナーで他の馬の割り込みがありリズムを乱したそうだが、じっくり観ていたのに気づけなかった。

まだ前半タイムだけで「この距離・コースならスロー（ハイ）だな」ということが瞬時に分かるようにはなっていない。実況がペースについて言ってくれれば分かる、というくらいの今の自分。見た目には、あんなに後ろで大丈夫かな？という気持ちのまま第四コーナー。思っているより直線が短い。いや、短く感じただけか。コースの形状については一応調べたつもりだった。

リジェネレーションはどこだ？
いた。典型的追い込みパターン、大外ぶん回しだ。
しかし、仕掛けどころが遅いのか、やはりエンジンの掛かりが遅かったか、がむしゃらな追い上げが始まった時には、もう直線に残りがなかった。あと50m直線があれば。
先行逃げ切り典型のパターンで、それでもリジェネレーションは三着まで持ってきた。

複勝的中。単複のリスク管理とはこれだったのか。もし単勝にすべてを賭けていたらマイナス3,000円。複勝のおかげでマイナスは1,800円で済んだ。「なんとか急所は外れた」くらいの打撃ではあるが。
レースが終わり早々に払い戻し機に並んでいると、このレース、馬もジョッキーも最高のパフォーマンスではなかったなという思いが膨らむ。初めての一ハロン延長、初めての内回りを考慮しても、やりかたひとつで一着もあったのではないかという内容。馬自体がまだいわゆる「覚醒」という段階にない。二歳だから当然といえば当然かもしれない。怒涛の追い込みは今回も観られた。上がりもおそらく上位だろう。だからこそうまく乗ってもらえれば…の気持ちはある。あれだけの良血なのだから、それでも差し切って欲しかったという無念もある。

だから、次に走るなら距離とコース、状態を確認した上で、また単複一点買い。地力はある。大きくは崩れないだろう。ただ、レースや馬場状態を選ぶ馬かもしれない。追い込みの単勝、軸ほど観ていてヒヤヒヤするものはない。「後ろ目の差し馬」になれたら抜群の安定感だと思うのだが、どうなのだろう。調教によって、レース展開によって、変ってくるだろうか。
まだまだ、これから伸びる馬だから追いかけたい。

中京メイン尾張S、フォローしていただいているいちごさんの本命、スギノエンデバーが優勝して嬉しい。こちらに乗るべきだったかな？
レース選択は自己責任だなあっと。

にしても東スポ虎石こわい！
阪神JF、迷わず単勝ズバリ！昨日に引き続き。
東スポ一面「虎石もはや神の領域」には笑ってしまったが、もはやまじめな顔になってしまう日曜の夜だ。

いやあ、損害損害。しばらく競馬からは強制隔離かもしれません。結果くらいは確認しておこうかな。


次は有馬、なんとか間に合わせられれば。