296件のひとこと日記があります。
2013/05/08 21:03
日々の雑談〜俺は待ってるぜ〜
長い話を短くすると、俺は月々わずかなバイトをして自分の身の回りとか、乗ってる原付の軽自動車税を納めたりとか、そういう最低限をこなしている。家の仕事もたまに手伝ったり。ああ今日も煙草が買えてうれしいなあ、などと言っているそばで友人が高給取りになっていたりする。しかしここで自分のペースを崩すとのちのち大変なことになりそうな大いなる予感がある。
マイペースで生きるということは、リアルにどんな感じなのか、自分の人生を使って壮大な臨床実験をしているといった状態。
基本的にそんなに入費のかかる毎日じゃない。
競馬なんていう魅惑の魔窟に入り込んだからそうも言ってられなくなっているけれども…。香港に九龍城(くーろんじょう)っていうとんでもない街?というか何もかもが渾然一体になった迷宮のような場所がありましたが、自分にとって競馬の世界とは、そんな混沌の区域に足を踏み入れてしまった感覚があります。なるべくしてなったというか。心行くまで探検し続けようかなと。
今日は、先日バイトで柄にもないのに肉体労働をやっていて、ふとしたタイミングで密かに右肩をいわしてしまい、二週間経ってもまだ結構ズキズキズッキーニな状態がキープオンされていたのでまあひとつレントゲンでも撮ってもらいにいくべぇかと、そういやレントゲンを発明したレントゲン博士と俺は誕生日が一緒だなと、そんな想いを胸に秘めながら町医者にかかってきたのです。
特に骨など異常なく。
「もしかすっと靭帯とかちょこっと力がかかったのかもね。とりあえず低周波あてときましょう」
てーしゅーは?ソニックブームみたいなやつ?
別室に連れて行かれると、人々がよく分からない計器の前に黙ったまま鎮座している。多少こわい光景だ。各々の身体には電極っぽいものが…。斬新だなあ。
「あの、これは一体…?」
慣れた手つきであーもう何万回わたしはこれやってんのかしら、みたいな熟練の看護師さんに聞くと「低周波をビビビっと流すとね、筋肉とか関節とかいい感じにほぐれるのよ」的回答をゲット。ほんまかいな、と訝りつつそれを受ける。肩がぞわぞわぞわ〜んとして名状しがたい気分だ。一つの機械につき二人まで施術できるようで、隣の男の、電圧レヴェルを横目でチラッと見る。
「ん? …俺より高い!」
別にこんなところで勝負する必要は一ミクロンもないわけだが、なんか悔しい。だが自分で勝手にツマミを上げていいものでもない。もうちょっと上げるとピリピリしそうだしさぁ…。いたいのはやあよ。
15分で終了。
見える世界がすべて薄桃色の光に包まれ、歩いた後からすみれの花が咲き乱れる…わきゃない。狐につままれたよーな顔をして帳場で会計を済ます。この代銀で三連複五頭ボックスをいくつか買いたい。
そのままゴーバック家というのもなんだかね、という訳で暇な俺はその足で喫茶店へ。ブレンドコーヒーと図書館で借りてきた本(町田康)、はっか煙草にiPod。うむ。我ながら完璧な布陣だ。中島みゆき、荒井由実と聴いているうち日が暮れてきて、泣きそうになったのでくるりに変え、木村カエラの元気な声を聴いて自分を励ます。
だけどこんなに胸が痛むのは 何の花にたとえられましょう
―ばらの花/くるり
唯一日々連絡を取っている友人からメール。
「長いことアプローチしている大美人がムラッ気ありすぎて困る。全然連絡がつかない。でも運命の人だと思う!」
知るか!と思いながらも優しく応援。がんばれ馬券。
「彼女を可能性の高い徳川埋蔵金だと思うんだ。あと一メートル掘れば出てくる! …と思う」
煙草が切れるタイミングで店を辞す。店員さんの愛想がいい。
缶ビールを買って帰った。ああ世の中はこともなし。
-
大杉馬連さん
バラエティでたまに見るあれですね、低周波!(笑)
陸上は、小学生の頃叩き出した1000mの3:48.7がいまだに最高記録です。
あの装置にかかる意味がまだピンと来ず…。でもみなさん真剣な顔してました。
ブライアンズタイムな感じで、ズブさも武器になる、といいなー。
友人は決して誰かさんのように牝馬に後ろ脚で蹴り上げられるタイプではなく、むしろ真逆なのですが、二年という長期に渡って粘り強くアプローチしているにもかかわらず、のらりくらりと意思が読めないそうで…ジョワドヴィーヴル並に踏ん張っていますね。馬券買おう(笑)。
でもうまくいってほしいですねえ。 -
はるるんさん
中、高校は陸上(長距離)で鈍足に鞭打って走ってたので低周波にはよく通ってました。病院にしてみりゃ、あんな効率のイイ稼ぎはないですよね。
因みに電圧上げると痛みと同時に筋肉がビクンビクンと動き、ただのバツゲームですから(笑)
お友達の埋蔵金、たどり着けばよいですね…。