日曜はオークス、それは世の中の理

頼まれるがままに、車で三時間以上かかるような場所まで赴いて夜から明け方まで作業をするようなバイト、やたらと朝が早いバイト（いや、今日は家を出たのが午前三時前でさすがに笑った）、何をやるのかいまいち全貌が掴めないバイト。…百花繚乱雑役野郎は、請われるがままに八面六臂の活躍をみせていく予定の今週である。深く考えるのはやめ。湿布も張ったし浪漫ティックな音楽も薄く流して眠る準備を整えた。六時起きなんて、おいどんには早いんよ。ダミンムサボリーナと呼ばれてはや数年。思えばこないだまでつげ義春の「無能の人」よりはるかに何もしてなく、日々ただボーーーーゼンと手も足も舌も出ないまま日々を送っていた。
それと比べりゃ今は大富豪みたい。文庫本くらい目をつぶって息を止めなくても買えるし、ポケットの小銭を何回も確認してから喫茶店に入ることは少なくなった。おかげでワンダホーでエクセレントマックスな競馬なんか嗜めてしまう。うひょひょ、と一人部屋でほくそ笑みたくなるのも道理でしょう、親方。

親方！　空から女の子が！

降ってこないかなぁあん。

これでもバイトの前日は緊張する。
職人さんはガンガンバシバシ仕事を進める。指示は出すも、ざっくりだったり専門用語だたりすると、一瞬わからなく、もう一回聞くと起こられたりする。金槌は「なぐり」と呼んだりする。
重いものを支えていて先月痛めた肩はまーーだ痛い。
それでも、信頼してこいつならできると思ってくれているのだ。期待には応えなければならない。男気一本だ。こっちのメンタルと体調は
凄惨なことに至っていたりするが。

お茶なんか飲んでると、電話が来る。
「明日って空いてますー？」
そりゃ、俺には予定というものはない。
「ではお世話になっている担当のあなたが好きなので仕事に入ります。」
最近ははっきりとそう言う事にした。
向こうが信頼してくれるのなら、俺は100パーセントの喜びでやりまくる。死んだ目をしているときもある。でも身体が動くって幸せなこと。周囲にも気持ちのいい人が多い。

今日は夕方まで力仕事。
あさっては夜から県外で明け方まで力仕事。
5/18、朝八時半には家に帰っていると思われる。
土曜競馬ができるな…寝なければ。
おお、いかんいかん！

日曜は兄弟に頼んでオークスの馬券を買ってもらおうかな。と裏技を画策中。ちょっと面白い予想を見つけた。
試してみたい！平場、も楽しみたい。

どれだけ「競馬ができるから」で日々頑張れているか。ヒヒーン。