大杉速報〜オークスの巻〜

インタビュアー「えー、大杉さん、いかがでしたか今年のオークスは？」

大杉「ぎゃーてーぎゃーてーはらぎゃーてー…ぶつぶつ」

インタビュアー「うわあ…、般若心経唱えてるよこの人」

大杉「（かかってきてない携帯に出て）ああ、俺だ。…そうか、それが国連の総意なら仕方がない。あとは俺にまかせておけ…」

インタビュアー「あ、あのーう、よろしいでしょうか？」

大杉「（やおら一気飲みしたコーラにむせながら）うっ、ゲフォッガハッ！え、なんすか、なんですかこのマイク。さっきまで武幸四郎に向いてたやつでしょ」

インタビュアー「いえこれはマイクの形をした人形焼です。ところで、今回のオークス、改めまして馬券の感想などお聞かせ願えればと」

大杉「となりのおっさんがレッドオーヴァル本命で悶絶してたよ」

インタビュアー「は、はあ…。大杉さんはいかがでし…」

大杉「聞くなあああ！！おーいおいおい」

インタビュアー「（うわーめんどくせーと思いながら）まあまあ、では、本命が惜しくも外れてしまったと」

大杉「丸山ジョッキーはレース前のインタビューで明らかに緊張してたしさあ。サッカー選手の試合後インタビューみたく、言葉をみんな”ですし”でつないでいたですし…おすし」

インタビュアー「あ、アユサンが本命だったんですね、調教師インタビューでは、何が何でも獲りにいく、といった様子ではなかったですね、たしかに」

大杉「（急にグンと近づいて）そうだろお！そこなんだよ！だからデニムアンドルビーを買い目に入れてさあ、馬連とかちょこちょこ買ってみたわけ。あのオカルトサイン馬券もしっかり。四頭の複勝を小銭で買ったよ」

インタビュアー「ほお、それはまた面白いですね。それで、結果は…？」

大杉「（再び体育座り。遠い目で）しらな〜い〜　まぁああ〜ち〜を〜　あるい〜て〜み〜た〜い〜」

インタビュアー「どこか遠くへ行きたくなるような結果だったと。失礼いたしました。では、大変申し上げにくいのですが、馬券は全滅ということになりましょうか…？」

大杉「思うっしょ？　最近の馬券傾向から言っても全滅だと思うっしょ？」

インタビュアー「ええ、まあ…ハッ！いえ、とんでもありません！」

大杉「いいのいいのフェイスに書いてあるから。ぐふふ。アテクシね、こんなこともあろーかと、押さえ買っといたの。人生初の枠連。しかもボックス。いやさあ、偶然アユサンとメイショウマンボが同じ枠でさあ、それで二枠でしょ、そんでデニムアンドルビー、クロフネサプライズが来たときのために三枠と八枠でしょ」

インタビュアー「そうですねー。あれ？　確か枠連は2-7では…？　もしや勘違いをなされているのでわ…」

大杉「買っておいたよ、七枠」

インタビュアー「それはすごいですね！1540円付きましたからね！データに裏付けられ直感に導かれた的確な予想！　なぜ七枠を買おうと思われたんですか？」

大杉「（ランチパックを食べながら）だってお得じゃん七枠。三頭入ってるのよ。よっしゃついでに買っとけーってね」

インタビュアー「ギャフーン！」


見ごたえのある、白熱したレースでした。
メイショウマンボと武幸四郎騎手、本当におめでとうございます！兄の作ったペースの上を弟が駆け抜ける、そんなレースでした。面白かったです。

さあビールでもくらいまひょーかあー。

みなさんどうでした？