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2017/07/14 12:57
スロットから学んだ話。 どこかで書いた気
スロットから学んだ話。
どこかで書いた気もするが。
勝ち負けは期待値以外は絡まない。絡まないとみなして良い。
それほど統計は絶対的だ。統計から外れた仮設は全て嘘であり、口にする奴は全員詐欺を働いているに等しい。
統計に逆らうことは許されない。なぜなら人は確率のブレを把握できない。唯一信仰に足る統計から足を踏み外せば、その日その時の勝ち負けに意識を振り回される。
そして勝ちを模索していると思い込んでいるだけで、その実何一つ思考しておらず、デタラメに乱れ打つだけの操り人形に成り下がる。
ホールに足を運ぶ人間の大半は、当時の俺にはのっぺらぼうで機械的な音声を発するロボットに見えた。(俺は人の声を聞くと、文字になって頭に浮かぶ。連中の言葉はカタカナばかりだった)
俺が喰っていけたのは、自分もカモ連中と同じく頭の中は空っぽの大馬鹿野郎に過ぎないと自覚できたことに尽きる。
俺の感覚なんて嘘であり、俺の理屈なんて嘘であり、俺の全てが間違っている。
いかに自分を殺し、絶対的な答えに身を委ねることができるか。カモとの違いはそこにある。
連中は答えを知りながら(現代じゃ、スロットの勝ち方なんてコンビニに置かれた雑誌一冊で理解できる)、身勝手で理不尽な自我を優先させる。何も考えていないくせに、考えたつもりに浸る。
具体的にはどういうことか?
よくどうやって勝っているのか聞かれたが、このあたりを長々と話したって誰も理解しようとしないから、こう答えることにしている。
「俺の好きな台は、出玉と設定差が直結していない機種だ」
相当に洗練させた答えだと自負している。
1割の勝つ奴と6割の勝ったつもりになっているカモとそもそも勝つつもりもない3割の違いがどこにあるのか、理解していれば腑に落ちるはず。