ｱｸｱ む〜すスポーツ Vol.21

20S ﾏｲﾙCS 展望


★★新たなる短距離王の座をかけて…★★


今ｼｰｽﾞﾝ春､短距離界の世代交代が行われた｡しかしその王者も海外遠征後ﾀｰﾌを去り､新たな時代の幕開けを迎えようとしている｡
GI勝ち馬の出走はなし｡どの馬達にもﾁｬﾝｽがあると考えられる｡


●ﾁﾊﾞｼﾉﾊﾟｲﾝ(牡4)【ちばし厩舎】
春の安田記念二着馬
夏の中京記念､関谷記念とﾏｲﾙ重賞を連勝し本格化を見せた同馬｡勢いのままに向かったｽﾌﾟﾘﾝﾀｰｽﾞSでは苦手の重馬場に泣き4着と惨敗｡久々の1200も影響が多少あったか?今回は天気の心配もなく良馬場で迎えられる事と得意のﾏｲﾙ戦｡この馬に条件が揃ったとみる｡安田記念では春の古馬ﾁｬﾝﾋﾟｵﾝ｢ｾﾝｶﾝﾔﾏﾄ｣やﾄﾞﾊﾞｲDF勝ち馬｢ｻｻﾞﾝｸﾛｽ｣と互角の走りを見せ最後まで苦しめた能力はここに入れば断然上位｡念願のﾀｲﾄﾙ奪取目前と見たい｡


●ｷﾀｲｶﾞﾃﾞｶｽｷﾞﾀ(牡3)【牙の無い狼厩舎】
春からｸﾗｼｯｸ候補と期待されたが､2･4･5着とあと一本ﾀｲﾄﾙには届かなかった｡陣営の果敢に攻めるﾛｰﾃｰｼｮﾝで古馬戦線へも参加｡周知の通り三歳馬では越えられない壁に阻まれ続けた｡しかし上記｢ﾁﾊﾞｼﾉﾊﾟｲﾝ｣にはｽﾌﾟﾘﾝﾀｰｽﾞSで先着(3着)し互角の走りを見せている｡能力は三歳TOPｸﾗｽ｡成長した今なら古馬に混じっても期待出来る可能性もある｡陣営の思いが届くかどうか見物である｡


●ﾌｰﾃﾝﾉﾄﾗ(牡4)【&ﾏｧｸﾝ♪厩舎】
3歳のﾃﾞﾋﾞｭｰ戦勝利後､長期休養を余儀なくされ出世は遅れたが｡前走1000万下ｸﾗｽの身から一気の重賞勝ち｡この挑戦は陣営がこの馬の能力を高く評価していたため出来たのであろう｡結果英断であったと思われる｡ただし勝ち鞍は1400までにとどまりあと1ﾊﾛﾝ克服が命題か?血統的には父がBCに挑戦したほどの馬だけにいずれ克服可能とみるが､経験が浅い分この大舞台で一気の克服はどうか?多少心配な面も残る｡ｽﾋﾟｰﾄﾞ能力は現役でもﾄｯﾌﾟｸﾗｽだけにあとはこの馬向きの流れになればだろう｡


●ﾛｰﾙｹｰｷ(牝5)【ｼﾞｬｲﾛ厩舎】
秋に入り毎日王冠2着､前走富士Sで初重賞勝利と一気に頭角をあらわしてきた｡前走の富士Sでは展開利が多少あったものの､先週のｴﾘｻﾞﾍﾞｽ女王杯を勝った｢ｶﾗｰｱｰﾄ｣を下してのものなだけにその価値は大きい｡血統的にみてもこの舞台はﾍﾞｽﾄ｡脚質的に展開助けは若干必要だが､そろそろ差しの効く馬場になる可能性もありﾁｬﾝｽはあるとみる｡


●ｽﾉｰｱｰﾃｨｽﾄ(牡3)【む〜す厩舎】
ここまで大崩れ無く重賞2勝｡前出した｢ｷﾀｲｶﾞﾃﾞｶｽｷﾞﾀ｣との対戦成績も勝ち越している｡ただ毎回人気は無い｡白毛特有の見栄えのしない馬体と調教で動かない所がそうさせるのかもしれないが｡前走の菊花賞の好走で人気が上がると見ていただけに馬券的妙味を考えれば抑えるに値する｡決して得意でない長距離での好走から距離短縮は好材料であり更なる激走もありえる｡穴で一考する事をお勧めしたい｡


今後の短距離界の同行を占う一戦であり｡香港ﾏｲﾙへのﾜｰﾙﾄﾞ代表の座も決まるﾚｰｽ｡見逃せない一戦となりそうだ｡



◎ﾁﾊﾞｼﾉﾊﾟｲﾝ
○ｷﾀｲｶﾞﾃﾞｶｽｷﾞﾀ
▲ﾌｰﾃﾝﾉﾄﾗ
△ﾛｰﾙｹｰｷ
穴ｽﾉｰｱｰﾃｨｽﾄ


馬連
◎ー○▲△穴
○ー▲△穴

三連複
◎ー○▲△穴




※独断と偏見で書いております
各ｵｰﾅｰ様関係者様､勝手な書き込みお許しください。
ご無礼な点もございますがどうかご了承下さいませm(__)m