ｱｸｱ む〜すスポーツ Vol.23

20S ｼﾞｬﾊﾟﾝｶｯﾌﾟﾀﾞｰﾄ 回顧


★★ﾀﾞｰﾄ王陥落…政権交代★★

本日阪神競馬場でｼﾞｬﾊﾟﾝｶｯﾌﾟﾀﾞｰﾄが行われた｡現役ﾀﾞｰﾄ王｢ﾐﾗｸﾙﾌﾞﾌﾄ｣JBCｽﾌﾟﾘﾝﾄ覇者｢ｻｸﾗﾊﾟﾙｰ｣JBCｸﾗｼｯｸ覇者｢ｶｲﾛｽ｣前年の全日本2歳優駿勝ちのある｢ﾘｭｳｽﾊﾟｰｸ｣などGI馬4頭を含む計8頭で争われた｡

全馬好ｽﾀｰﾄから1番人気の｢ﾅﾂｶｼｲｱｿﾋﾞ｣が先頭を伺うも､2番人気の｢ﾘｭｳｽﾊﾟｰｸ｣が譲らず先頭へ､そこからﾍﾟｰｽは落ち着き絶妙なｽﾛｰﾍﾟｰｽ｡隊列は2番手に控えた｢ﾅﾂｶｼｲｱｿﾋﾞ｣変わらず｢ｶｲﾛｽ｣｢ｻｸﾗﾊﾟﾙｰ｣も続き相手を牽制しながら淡々と進んだ｡勝負が動いたのは3ｺｰﾅｰやや早目に逃げた｢ﾘｭｳｽﾊﾟｰｸ｣が引き離しにかかると､それを見る様に｢ｶｲﾛｽ｣が動き直線入口では他馬も押し寄せての直線勝負｡逃げ粘る｢ﾘｭｳｽﾊﾟｰｸ｣を最後の坂で｢ｶｲﾛｽ｣が捕らえ並びかける｡しかしその外から二頭｢ｻｸﾗﾊﾟﾙｰ｣と｢ﾁﾊﾞｼﾉﾏﾝﾎﾞ｣が末脚を伸ばす｡大混戦のｺﾞｰﾙ前｢ｻｸﾗﾊﾟﾙｰ｣がわずか頭差抜け出し接戦をものにした｡二着には早目に前を捕らえた｢ｶｲﾛｽ｣が粘り｡逃げた｢ﾘｭｳｽﾊﾟｰｸ｣はﾊﾅ差の三着だった｡また1人気の｢ﾅﾂｶｼｲｱｿﾋﾞ｣はｺﾞｰﾙ前で失速し5着｡現ﾀﾞｰﾄ王｢ﾐﾗｸﾙﾌﾞﾌﾄ｣は後方からﾚｰｽを進めたが､見せ場も無く8着に敗れている｡


勝った｢ｻｸﾗﾊﾟﾙ-｣はこれで重賞7勝｡GIはJBCｽﾌﾟﾘﾝﾄに続き2勝目とした｡
前走からGI二連勝｡確実に本格化した同馬｡これまで主に短距離を主体にされていたが年齢と共に落ち着きが出て距離の幅も広がったのであろう｡続く年末の東京大賞典への出走は未定だが､今の状態なら2000mもこなせると見る｡血統的にもまだまだこれからの馬､今後来年のﾌｪﾌﾞﾗﾘｰSへと続くGI戦線の展望は明るいだろう｡

ﾀﾞｰﾄ王の｢ﾐﾗｸﾙﾌﾞﾌﾄ｣だったがBC遠征の影響からか､今日はﾚｰｽ前から精鋭を欠いた印象｡陣営は今までの労をねぎらいここでの引退を発表｡今まで3年間ｱｸｱﾀﾞｰﾄ界のTOPｸﾞﾙｰﾌﾟを牽引したｷﾝｸﾞがﾀｰﾌを去る事となる｡寂しい限りだが今後は繁殖として活躍を願いたい｡

1番人気の｢ﾅﾂｶｼｲｱｿﾋﾞ｣は自分のﾚｰｽが出来なかった印象｡今後の巻き返しに注目か?

二着の｢ｶｲﾛｽ｣は人気に反発したかの快走だが､元々相手がどういった強豪でも合わせて走れる馬｡前走がﾌﾛｯｸ視されたようだが､今後も評価は落とせない存在だ｡

三着の｢ﾘｭｳｽﾊﾟｰｸ｣は惜しい結果｡まだ三歳今後さらに注目を浴びることとなるだろう期待したい｡


ﾀﾞｰﾄ王の引退〜今後ｱｸｱ界のﾀﾞｰﾄの勢力図はガラリと変わって来るだろう｡｢ｻｸﾗﾊﾟﾙｰ｣を巡るﾚｰｽが展開されると予想されるが､今後のGI戦線､新しい勢力の台頭も考えられる｡来ｼｰｽﾞﾝへと続く､これからのﾀﾞｰﾄ路線は楽しみである｡



※独断と偏見で書いております
各ｵｰﾅｰ様関係者様､勝手な書き込みお許しください。
ご無礼な点もございますがどうかご了承下さいませm(__)m