ｱｸｱ む〜すスポーツ★ｸﾗｼｯｸ展望 特別号[21-1]★

★春の三歳ｸﾗｼｯｸ直前展望 ★

TRも終り､春の大一番に向け各陣営調整に余念はない｡桜花賞､皐月賞を前に今期の有力馬を探ってみたいと思う｡


暮れの朝日杯で最有力とされたﾊﾊｶｽｷﾋﾞﾅｺﾞ(牡3 武装戦線厩舎)は2着に敗れ､年明けの京成杯を制したものの続くきさらぎ賞では全く良い所を見せず初の大敗｡そのまま引退となった｡
代わって台頭したのが､その朝日杯、きさらぎ賞で引導を渡した ﾎｰﾙﾃﾞｨﾝｸﾞｽ(牡3 にぽぽ厩舎)だ｡朝日杯以降､前走のｱｰﾘﾝﾄﾝCまで3連勝と勢いは止まらない｡斤量を背負いながら2着につける着差も圧倒的､現時点では同世代に敵は無しといったところか｡
きさらぎ賞ではﾎｰﾙﾃﾞｨﾝｸﾞｽに敗れたものの弥生賞を制し勢いに乗る ﾐﾗｸﾙﾄﾘｯﾌﾟ(牡3 む〜す厩舎)が2番手候補｡父は無敗で朝日杯を制したﾐﾗｸﾙﾀﾞﾝｽで仕上がり早の血統､若干二千が限界にも思えるがこの時期なら問題はないか｡現時点での逆転はどうかわからないが成長があればきさらぎ賞で付けられた差を少しは埋められるかもしれない｡
弥生賞2着のﾗﾝｸﾀﾞｲｽ(武装戦線厩舎)鋭い末脚の持ち主で前走でも上がりの脚はﾒﾝﾊﾞｰTOPだっただけに侮れない｡こちらは距離に融通のきく血統､これからが本番といった所だろうか｡共同通信杯で見せた末脚は東京でこそにも思えるだけにこれからが楽しみでもある｡
ｽﾌﾟﾘﾝｸﾞSは ﾊﾞﾅﾅﾏﾌｨﾝ(牡3 まっちゃん厩舎)と ﾄﾗﾉｸﾛｰｻﾞｰ(RYU厩舎)のﾜﾝﾂｰだったが奇しくも暮れのﾗｼﾞｵNIKKEI杯の着順そのままだった｡この二頭の能力は五分に等しいと思える｡そのﾗｼﾞｵNIKKEI杯では前記したﾗﾝｸﾀﾞｲｽを破っている2頭だけに弥生賞組とも差は無いと見ていいだろう｡
その他の有力馬では､二歳時から活躍しﾌｧﾙｺﾝSで重賞初制覇をあげた ﾀｲﾑｽﾞｶﾗｰ(牡3 あいづ厩舎)東ｽﾎﾟ杯勝ちの ｸﾞﾘｰﾝ(ｷｸりん厩舎)は共にNZTからﾏｲﾙCに向かうと見られる｡

牝馬路線では2歳女王の ｱﾄﾗｽ(牝3 ﾊﾙﾄ厩舎)と ﾊﾔﾄﾌｪｽﾃｨﾊﾞ(牝3 ふくりゅ〜厩舎)の一騎打ちﾑｰﾄﾞが予想される｡二歳時から凌ぎを削る両馬だがここにきてﾊﾔﾄﾌｪｽﾃｨﾊﾞが連勝｡仕上がりの早かったｱﾄﾗｽを逆転した格好か｡この二頭の戦いは桜〜樫と決着の舞台を迎える事となる｡
その二頭に続くのはJFで三着のｽﾀｰﾄﾘﾝﾄ(牝3 あきと厩舎)年明けから4戦4勝｡前走のFRを快勝し桜へと駒を進めてきた｡昨S三冠牝馬を輩出した厩舎だけに本番での仕上げもさらに期待される｡
そのFRで2着の ｱｯﾁｬﾝ(牝3 ｼﾞｬｲﾛ厩舎)もJF4着等､能力のある所を見せている｡ただ勝ち身に遅いだけに大舞台でどうか?だろう｡
別路線ではJF5着の ﾏｰｽﾞﾌｪｻﾞｰ(牝3 まぁぁ厩舎)も有力だ｡年明けからあえて牡馬路線へ､きさらぎ賞2着､弥生賞3着と勝ち切れはしなかったが能力は見せた｡ﾀﾞｰﾋﾞｰ嗜好の強い厩舎だけに今後を見据え脚を計った感じだろう｡路線は確定的ではないが桜花賞出走ならJF以上のﾊﾟﾌｫｰﾏﾝｽが期待できそうだ｡


牡牝路線共に暮れのGIでの上位陣を巡る戦いになると予想される｡この半年でどれだけ順調に成長出来たかが勝敗を分ける事になるだろう｡
ただ成長著しい三歳の若駒だけに他路線から一気の台頭もあるかもしれない
ﾀﾞｰﾋﾞｰへと続く春のｸﾗｼｯｸ!その栄冠を勝ち取る馬はどの馬だろうか…




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