★ｱｸｱ む〜すスポーツ Vol.56★

◆◆21S 東京大賞典展望◆◆


★★女王vs新たなる挑戦者★★

明日､品川競馬場で今期ﾗｽﾄのﾀﾞｰﾄGI東京大賞典が行われる｡来期のﾀﾞｰﾄGI戦線に繋がる重要なﾚｰｽでもある
今ｼｰｽﾞﾝのﾀﾞｰﾄ路線は混戦模様ではあったが､ここまで､ﾃﾞｲﾋﾞｽｴﾙﾒｽ[牝5 さぼはに厩舎]の4冠と1強だった事に気づかされた一年だったのかもしれない｡

ﾃﾞｲﾋﾞｽｴﾙﾒｽの武器は鋭い末脚ではあるが､最強馬と言うには印象が薄く､どうしても1強とは思えなかったのも事実｡それは春のGI2勝が少しﾌﾛｯｸ視され､夏には格下馬に遅れを取る場面もあった｡秋に立て直しを急がれたのもあってか､南部杯は回避し､牝馬路線へ｡もちろん完勝ではあったが､その路線へ回った事によりJCDでも低評価に｡JCDを制覇し名実共に復権はしたが､上記した理由でなかなか最強馬との印象にはならなかった｡ここを制してこその最強馬｡ﾗｽﾄをｷｯﾁﾘ勝って改めてﾌｧﾝにその強さを見せ付けたい｡

ﾃﾞｲﾋﾞｽｴﾙﾒｽは今回も自慢の末脚を伸ばして来るだろうが､本命には急上昇中の､ﾏﾂﾚﾆ[牡4 もとむG厩舎]を推す｡短距離での実績を重視したのか､夏からJBCｽﾌﾟﾘﾝﾄを目標にﾛｰﾃｰｼｮﾝを組み､目標のﾚｰｽで見事初GI制覇｡その次走に選んだのは､ﾀﾞ2000mの浦和記念(G2)ここでも58kgを背負いながら勝利｡本ﾚｰｽへの出走の為に試走をしてきた｡陣営は慎重にかつ的確に馬を作りあげている印象で､今後にも大いに期待が出来ると思われる｡ここでの成績いかんでは来期の飛躍が期待出来そうだ｡新ｽﾀｰの誕生を期待したいと思う｡

三番手となるがここは逆転というよりも馬券的に確実な､ﾏｧｰｽﾞﾚｼﾞｪﾝﾄﾞ[牡4 まぁぁ厩舎]を抑える｡ﾌｪﾌﾞﾗﾘｰS以降のGIでは2､3着と勝ち切れないが､常に上位で安定している｡ここも大崩れは無いとみる｡また同厩舎のﾏｧｰｽﾞﾌﾟﾘﾝｾｽ[牝3]も二頭出しで出走｡JBCﾚﾃﾞｨｰｽCで三着と好走したが､このﾒﾝﾊﾞｰでは少し厳しいかもしれない｡ただ斤量が53kgなのは有利､穴で一考か｡

あとは抑えになるが､三連勝中で勢いがあり､鋭い末脚が魅力のｼｭﾌﾟｰﾙ[牝6 ｻｸﾗｯｷｰ厩舎]一気のﾒﾝﾊﾞｰ強化だが自分も競馬に徹すれば圏内に入る余地がある｡
もう一頭､大舞台が苦手でここでもどうか?だが1番人気が離れ騎手も少しは気楽に乗れる立場となった､ﾌｧﾀﾓﾙｶﾞﾅ[牝4 武装戦線厩舎]そろそろの感じもあり抑えておきたい｡


新ｽﾀｰ誕生を期待しつつも､女王がここでの勝利を決め今ｼｰｽﾞﾝを締めくくり､1強を思い知らせるﾚｰｽを見せてくれる事も望んでいる｡
どちらが勝つにせよ､来期に向け期待の高まるﾚｰｽ展開を期待したい｡


◎ﾏﾂﾚﾆ
○ﾃﾞｲﾋﾞｽｴﾙﾒｽ
▲ﾏｧｰｽﾞﾚｼﾞｪﾝﾄﾞ
△ｼｭﾌﾟｰﾙ
△ﾌｧﾀﾙﾓｶﾞﾅ
穴ﾏｧｰｽﾞﾌﾟﾘﾝｾｽ



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