★ｱｸｱ む〜すスポーツ Vol.62★

◆22S 天皇賞(春) 展望◆


今ｼｰｽﾞﾝも春の盾を賭けて､最長距離GIの天皇賞が行われる｡今Sは戦前から混戦模様．長丁場のﾚｰｽであり波乱の可能性も秘めている｡


昨ｼｰｽﾞﾝの覇者､ｴｰｽ[牡7 一斗厩舎]は阪神大賞典の後､急遽高松宮記念に連闘で出走｡注目されたが､さすがに疲れがあったか?ｼﾝｶﾞﾘ負けとこの馬らしからぬ大敗となった｡ただ直線では追っておらず､負けを意識した騎手が､疲れを残さなかった為にそうしたと思われる｡ここへ向けては馬体回復に専念｡昨Sほどの勢いは感じられないが､長丁場は得意舞台｡巻き返したい｡

相変わらずの人気の､ｸﾞﾗﾝｼｴﾙ[牡7 む〜す厩舎]だが陣営は以前ほどの雰囲気では無く少し諦めにも似た感じと見て取れる｡気性がﾈｯｸなだけにこの距離がどうか?悲願達成にはﾗｽﾄﾁｬﾝｽと見るが､今回も強気には成れない｡

昨Sから威勢を奮っていた二頭が断然では無く映る為､少し穴っぽい所を狙ってみたい｡ﾁﾊﾞｼﾉｶﾘｳﾞｨ[牡4 ちばし厩舎]は暮れから前走の大阪杯まで一気の4連勝で出世してきた上がり馬だ｡得に前々走の中山記念では強豪相手に初重賞勝利｡勢いだけでは無く能力も評価したい｡父が短距離向きの馬だった為､人気評価は低いが母の重厚さがｶﾊﾞｰしていると見る｡距離克服さえすれば5連勝で戴冠もあるのではないだろうか?今後の期待も込めて本命としたい｡

穴と言えば､ﾄﾗﾉｸﾛｰｻﾞｰ[牡4 RYU厩舎]だろう｡22走中16連対(4勝､2着12回)と常に好走を見せている｡菊花賞でも3着と好走しているだけに距離は大丈夫だろう｡重賞勝ちはまだないが､堅実さを買ってみたい一頭｡是非抑えておきたい｡

ﾚｵｻﾌﾟﾗｲｽﾞ[牡6 ﾗｲｽﾞ厩舎]は年が明けてからは少し勢いが無くなってきた｡香港遠征の疲れが少し出てきているのかもしれない｡距離に少し不安は残るが京都は得意舞台､また能力は世界ｸﾗｽの馬だけに評価は下げられないだろう｡

高松宮記念であっと言わせた､ﾐｼﾞｯﾌﾟ[牝4 あげ厩舎]は今回少し距離が長いか?また中山牝馬S､日経賞と重賞二連勝中の､ｱﾝﾘﾉﾅｷｵﾄﾞｼ[牝4 ﾏｧｸﾝ厩舎]若干ﾊﾟﾜｰ型で中山は得意だが今の京都のｽﾋﾟｰﾄﾞ勝負に対応出来るかが鍵か｡ただｽﾀﾐﾅには自信があり侮れない｡最後に暮れから調子を上げ能力開花が伺える､ｻﾝﾀｰｳｨｰｸｽ[牡4 かわ厩舎]若干ｽﾋﾟｰﾄﾞ色が強いがｽﾛｰの展開で我慢が効けば台頭もあるか｡この三頭の中から当日気配の良い馬を抑えに決めたい｡


昨Sまでの有力馬vs新興勢力の構造｡そろそろ新旧交代の時期であるのかもしれない｡今後の展望を語る上でも重要な一戦となるだろう｡固唾を飲んで結果を見守りたい｡



◎ﾁﾊﾞｼﾉｶﾘｳﾞｨ
○ｴｰｽ
▲ﾚｵｻﾌﾟﾗｲｽﾞ
△ﾄﾗﾉｸﾛｰｻﾞｰ
△ｸﾞﾗﾝｼｴﾙ
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