★ｱｸｱ む〜すスポーツ Vol.82★

◆◆23S ｽﾌﾟﾘﾝﾀｰｽﾞ 展望◆◆


秋のGI開幕をついに迎えた｡今ｼｰｽﾞﾝも残り3ヶ月､GI連戦に盛り上がって行くことだろう｡その第一弾ｽﾌﾟﾘﾝﾀｰｽﾞSが明日中山で行われる｡


女王､ｼﾞｭｳｲﾁﾀﾞｲﾒ[牝4 牙の無い狼厩舎]が欧州での激戦の後､強行ﾛｰﾃでここに挑む｡ﾌｫｱ賞ではこの馬の良さを全く見せられず7着と敗退､やはり海外遠征の難しさか､思う様な結果は残せなかった｡しかし国内ではほぼ敵無しの同馬､いつもの走りが出来れば優勝に一番近いのは確かだろう｡しかし心配なのは欧州遠征の疲れがどうか…陣営は問題無いと言うが､遠征帰りの馬が結果を残せていない事も多く､やはり懸念材料となるだろう｡今までののﾚｰｽを見る限り能力は抜けている｡当日の気配を要ﾁｪｯｸだろう｡


前売の段階で女王を差し置いて1番人気に推されているのは､ﾍﾞﾀｰﾌﾟﾘｰｽﾞ[牡6 MAX厩舎]勝ちみに遅いﾀｲﾌﾟと見られているが､前走のｾﾝﾄｳﾙSでは圧勝｡遅咲きの大器がついに花開いたか?OPに入り1200m戦では全勝｡短距離戦で無類の強さを誇る女王との対決は本当に楽しみである｡父は芝･ﾀﾞｰﾄを問わず短距離戦で活躍したｽﾋﾟｰﾄﾞ馬だがこの馬はｽﾋﾟｰﾄﾞだけでは無い強さもありそうで､今後の秋のGI戦線の主役候補の可能性もあるかもしれない｡


ｽﾋﾟｰﾄﾞ能力では､ｼｮｺﾗﾓｰﾙ[牡4 む〜す(外厩)厩舎]も黙ってはいない｡夏のCBC賞や中京､関谷両記念も制し3連勝したｽﾋﾟｰﾄﾞはなかなかのもの｡ただ上記二頭に比べると大物感が無く､また平坦巧者だけに中山の急坂に対応出来るかがカギ｡その辺りがGIの大舞台でどうか?だろう｡


後はおさえになるが､前走ｷｰﾗﾝﾄﾞCを勝ちここに挑む､ﾎｰﾑｽﾁｰﾙ[牡4 ｻﾌﾞﾏﾘﾝ厩舎]父もｽﾋﾟｰﾄﾞ色が強かったが同馬のほうがﾊﾞﾗﾝｽも良く期待出来そう｡一気の相手強化だが､臆せなければ一発の期待もある｡また牝馬路線で活躍の､ﾅﾂｶｼｲﾄﾞﾗﾏ[　牝6 ﾊﾞﾛ厩舎]も中山ｺｰｽでは大崩れが少なく紐で押さえたい一頭と見ている｡



これから有馬記念へと続く秋のGIﾛｰﾄﾞ｡その開幕戦であるｽﾋﾟｰﾄﾞ決戦を制する馬はどの馬か?今後を展望する上では見逃せない一戦となるだろう｡



◎ｼﾞｭｳｲﾁﾀﾞｲﾒ
○ﾍﾞﾀｰﾌﾟﾘｰｽﾞ
▲ｼｮｺﾗﾓｰﾙ
△ﾎｰﾑｽﾁｰﾙ
×ﾅﾂｶｼｲﾄﾞﾗﾏ




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