★ｱｸｱ む〜すスポーツ Vol.97★

◆◆24S 天皇賞(春)展望◆◆


今期も古馬王道路線の開幕が近づいた｡三歳ｸﾗｼｯｸもすでに開幕し､春のGI戦線は盛り上がりを見せてきた｡


昨Sの最優秀古馬牡馬に輝いた､ﾍﾞﾀｰﾌﾟﾘｰｽﾞ[牡7 MAX厩舎]は前走の阪神大賞典でよもやの敗戦｡ｺﾞｰﾙ前接戦だったが､昨年暮れに見せた圧倒的な威圧感は陰を潜めていたように見えた｡陣営によれば昨年の激戦のツケがここに来て出てきたかもしれない､との事｡能力的には今まで見せてきた通りの為､一度の敗戦では見限れないが例年通り世代交代の時期でもあり､その流れがどうか｡ここは地力に期待したい｡


今回は最強牡馬の状態が懸念され､少し難解なﾚｰｽ｡その中から本命を選ぶのだが…条件戦から前走の日経賞まで4連勝中の､ｽﾀｰﾄﾚｼﾞｬｰ[牡5 あきと厩舎]に期待してみたい｡厩舎特有の血統構成の馬で癖も熟知､このﾚｰｽに向け入念に作戦やﾌﾟﾗﾝを練られたと考えられる｡ここはGI馬等一気の相手強化となるが､今後の期待も込め今回本命にしてみたいと思う｡


肉薄するのは､常に大崩れのない､ﾀﾇﾊﾝﾀｰ[牡5 にぽぽ厩舎]今期に入り勝ち鞍は無いが､常に一線級とは互角の走りを見せている｡若干距離は不安に思えるが､ﾏｲﾙ好走が目立つ為で､血統や有馬記念の走りからも大丈夫と見る｡栄冠を勝ち取った淀の舞台でもう一度脚光を浴びる｡


続くのが前走OP特別を快勝しここに望む､ｸﾞﾗﾝﾄﾞﾗｲﾝ[牡5 一斗厩舎]常に超良血の血統背景からか人気先行となっている同馬｡前走のOP初勝利で一皮向けた感もあり､いよいよ良血開花の兆しを伺わせている｡ただ前向き過ぎる気性が現状ﾈｯｸになっている部分もありそこがどうか｡今後に向けここでどういう走りが出来るか見物だろう｡

あとは抑えになるが､前走の阪神大賞典で人気薄ながら大物喰いで勢いを見せる､ﾃﾞﾘｼｬｽｸﾛｽ[牡4 めちゃねむ厩舎]。また同ﾚｰｽ2着の､ﾏｲﾉﾘﾃｨ[牡4 西風厩舎]も続く前走のOP特別を勝ち力のあるところを見せているだけに侮れない｡



見据える先は宝塚記念からフランスへと続いている｡


このﾚｰｽから時代は変わるのか､それとも歴戦のGI馬が威厳をみせるのか

今後を展望する上でも重要な位置付けとなるﾚｰｽとなるだろう｡熱戦を期待したい｡




◎ｽﾀｰﾄﾚｼﾞｬｰ
〇ﾀﾇﾊﾝﾀｰ
▲ｸﾞﾗﾝﾄﾞﾗｲﾝ
△ﾍﾞﾀｰﾌﾟﾘｰｽﾞ
×ﾃﾞﾘｼｬｽｸﾛｽ
×ﾏｲﾉﾘﾃｨ



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