★む〜すｽﾎﾟｰﾂ 別冊【む〜駿】★

ついに明日25ｼｰｽﾞﾝのﾀﾞｰﾋﾞｰを向かえる事となった｡

今回はｱｸｱﾏﾘﾝではなく他ﾜｰﾙﾄﾞでﾀﾞｰﾋﾞｰに挑戦する馬にふれてみたい



今回はｱﾒｼﾞｽﾄﾜｰﾙﾄﾞの25代皐月賞馬ムーチャン(ぐらころ厩舎)にｽﾎﾟｯﾄﾗｲﾄを当ててみた



ｱﾒｼﾞｽﾄﾜｰﾙﾄﾞ､盛岡･水沢所属の｢ムーチャン 牡3歳｣は24ｼｰｽﾞﾝ6/2に産声を上げた｡

両親は全ﾜｰﾙﾄﾞのｸﾗｼｯｸを席巻する､父ﾈｵﾕﾆｳﾞｧｰｽ母ｴｱﾄｩｰﾚという黄金配合｡得に母ｴｱﾄｩｰﾚはこれまで1268頭のGI馬を輩出し､200頭以上のﾀﾞｰﾋﾞｰ馬が誕生しているように､うまスタ界において1､2を争う名繁殖牝馬である
当牧場でもｸﾗｼｯｸを狙う上では重要な繁殖として期待されており今まで4つのﾀｲﾄﾙを獲得している｡

しかしその中にﾀﾞｰﾋﾞｰ制覇という偉業が無く､今回この馬に賭ける思いは非常に強いだろう


ﾃﾞﾋﾞｭｰ戦では非凡な才能を見せるものの惜しくも2着としたが､続く中京芝1600mでは不良馬場をものともせず､単勝1.8倍の人気に応え快勝｡続く函館2歳S(G3)では接戦の4着だったが､勝ち馬は後に朝日杯FSを勝利するﾈｵｸﾞﾚｰﾋﾙだっただけに､今思えばこの敗戦は好走だったと思われる｡続く距離を伸ばした札幌2歳Sではそれを証明するかの様な快勝劇で､一気にｸﾗｼｯｸ候補として名を上げた｡陣営は暮れの朝日杯を目標にし､地元盛岡のｼﾞｭﾆｱGP(1着)東ｽﾎﾟ2歳S(3着)を挟み2歳王者決定戦に向かった｡ﾚｰｽは序盤から1番人気のﾈｵｸﾞﾚｰﾋﾙとのﾏｯﾁﾚｰｽ､二頭で先行番手で進み直線他馬が強襲するもｺﾞｰﾙまでこの二頭でのたたき合いが続く｡僅かにﾈｵｸﾞﾚｰﾋﾙが前に出た所がｺﾞｰﾙと惜しくも敗れたが､陣営はこの結果を見てｸﾗｼｯｸへの手応えを掴む｡

年が明け連勝街道が始まった｡京成杯〜TRｽﾌﾟﾘﾝｸﾞSまでを危なげない競馬で完勝し､3連勝でｸﾗｼｯｸ第一弾皐月賞を迎えた｡単勝1.8倍の圧倒的人気に推された同馬は､好ｽﾀｰﾄから大逃げする馬を行かせ2､3番手からの競馬｡勝負処では自分から動き､前を捕らえ後続を完封と､いつものこの馬の競馬で見事快勝し初戴冠､皐月賞という栄冠を手にした｡

勢いのまま春三冠を目差しﾏｲﾙCへ出走となったが､勝ったﾖｼﾅﾐｲｴﾛｰと長いたたき合いの末惜しくも2着｡皐月賞の疲れが心配された分調整に少し狂いが出たか､ただ着差は僅かでこの結果を見て陣営はﾀﾞｰﾋﾞｰへの調整をしてくると思われる

距離延長でさらに期待もあり､陣営に落胆の色はない､巻き返しは必至だろう｡悲願のﾀﾞｰﾋﾞｰ制覇へﾁｰﾑ一丸となり明日の大一番へ向かう｡


状態は万全でこの春一番の出来｡世代No1を証明する為､さらには悲願達成の為､この馬の集大成を明日府中で披露する事になる



ﾑｰﾁｬﾝ(牡3歳)
父ﾈｵﾕﾆｳﾞｧｰｽ
母ｴｱﾄｩｰﾚ(母父ﾄﾆｰﾋﾞﾝ)
ｱﾒｼﾞｽﾄ･ぐらころ厩舎

12戦7勝
主な勝ち鞍
25S 皐月賞(G1)
25S ｽﾌﾟﾘﾝｸﾞS(G2)
等､重賞6勝