★ｱｸｱ むースポVol.174 宝塚記念★

◆◆27S 宝塚記念 展望◆◆


今ｼｰｽﾞﾝ上半期の総決算､ｸﾞﾗﾝﾌﾟﾘ宝塚記念が行われる｡またこのﾚｰｽはｱｸｱ代表選考ﾚｰｽにもなっており､例年は非常に盛り上がるが､今ｼｰｽﾞﾝは引退時期が重なった事が原因か､出走馬は7頭と少し寂しいものとなった｡


◎1-1 ﾏｸﾞﾌﾟﾙ (牡6 むぁぁ厩舎)
昨S暮れから重勝連勝｡勢いのままに挑んだ天皇賞(春)､安田記念のGIをも制しこれで重勝7連勝と勢いは止まらない｡名実共に現役最強馬に登り詰めた同馬｡ここがこの馬にとっての集大成でもあり譲れない一戦｡若干連戦による疲れも見え隠れするが､これまでのﾚｰｽぶりからもここで大崩れは考えられない｡海外遠征に王手を掛けた

〇2-2 ﾌﾟﾚﾐｱﾑﾌﾞﾗｯﾄﾞ(牡4 むーす厩舎)
春のﾁｬﾝﾌﾟに待ったをかける若武者の登場｡GIには初出走となるが､OP入り後は3連勝｡前走の目黒記念では淀み無い流れの中､外々を周りながらも､番手から抜けだし完勝と強い内容とすでにGI級との声もある｡あいにくの空模様だがこの馬にとっては好都合､馬場が悪化する様ならさらに期待は増す｡一気の戴冠も期待出来る存在かもしれない

△3-3 ｱｰｽﾎﾟｼﾞｼｮﾝ(牡5 MAX厩舎)
前走の鳴尾記念では接戦をものにし､初重賞勝利｡前々走にも日経賞を2着する等､この春になってようやく本格化の兆しも伺える｡一気のﾒﾝﾊﾞｰ強化で力関係がどうかだが､この馬も道悪を苦にしない走法であり上位も期待出来る

▲4-4 ｶﾝｼﾞﾝﾁｮｳ(牡4 西風厩舎)
春に入り能力を示し､初重賞勝利となったﾏｲﾗｰｽﾞC後の前走安田記念では惜しい2着｡GI制覇も手に届く位置に登り積めてきた｡ﾏｸﾞﾌﾟﾙとは過去全敗だが､前走では差の無い競馬を披露｡ここで逆転し悲願達成となってもおかしくないだろう

…5-5 ﾊﾙﾄｿﾝｸﾞ(牝5 ﾊﾙﾄ厩舎)
紅一点､唯一の牝馬の出走｡OP入り連勝で重賞制覇とこの馬も本格化の兆しを見せる一頭｡ただ一気のﾒﾝﾊﾞｰ強化でどうか｡斤量差を生かしどこまで

…6-6 ｳﾞｨｳﾞｧﾗｳﾞｨﾀﾞ(西風厩舎)
自己条件を連勝しOP入り｡初のOP出走がこの大舞台ではどうか｡先に繋がるﾚｰｽを期待したい

△7-7 ｽﾀｰﾄﾚｲﾙ(牡6 あきと厩舎)
今期に入り勝ち星をあげられておらず､勝ち身に遅いところが気にかかる｡前走は不得手の左周り､最終ｺｰﾅｰで大きく脹れたことが原因で最後も追っておらず参考外｡今回は右周りに戻り距離延長もこの馬には合うだろう｡戦績から勝ち切るまではどうかだが､巻き返しての好走は十分にあると見る



ｱｸｱ最大の悲願､凱旋門賞制覇｡
その偉業を達成しうる馬の出現を期待しつつ､明日のﾚｰｽに注目したい