★ｱｸｱ むースポ Vol.204 ｽﾌﾟﾘﾝﾀｰｽﾞS★

◆◆28S ｽﾌﾟﾘﾝﾀｰｽﾞｽﾃｰｸｽ展望◆◆


秋のGI戦線の開幕を告げるｽﾌﾟﾘﾝﾀｰｽﾞSが明日行われる｡快速自慢が中山に集結､極限のｽﾋﾟｰﾄﾞ勝負を制するのはどの馬か


春GI二勝し春のﾁｬﾝﾋﾟｵﾝとなり欧州に渡った､ｸｰﾙｴﾌｫｰﾙ(牝4 Cool厩舎)結果は世界の壁を越えられず､残念な結果となったが､帰国後はここを目標に調整｡若干遠征疲れが気になる状態で､今回はそのあたりがどうかだろう｡今回地力頼みの様子｡変わって脚光を浴びるのは同厩舎のもう一頭､ｸｰﾙｻﾞﾏﾘﾝ(牡4)すでに重賞を四勝と力を示してきたが､近走の重賞連勝は本格化の証か｡春の安田記念では結果が出せなかったが､ｽﾌﾟﾘﾝﾄ戦での強さも光り､勢いのまま頂点制覇も見えて来た｡今回は同厩の女王よりもこの馬を上に取りたいと思う

対するはこちらも二頭出しの名門ふくりゅ〜厩舎から､ﾄﾞｳﾅﾝﾃﾞｽｶ(牡6)と､ﾅﾗﾝﾁｭﾗ(牡5)のGI馬二騎が立ち塞がる｡ﾄﾞｳﾅﾝﾃﾞｽｶは宝塚記念以降は思うようなﾚｰｽが出来ていないが､これは酷量を背負ったﾚｰｽもあり一概に着順を参考にするわけにはいかない｡しかし折り合い面での不安はあり､今回もそのあたりが焦点になるか｡高松宮記念を制した快速は今も健在､春秋制覇に向け力の入る一戦だ｡安田記念を制したﾅﾗﾝﾁｭﾗは夏も順調に力を見せここに挑む｡ｽﾋﾟｰﾄﾞ能力は高く短距離でこその馬｡ただ得意のﾏｲﾙ戦以外では少しﾘｽﾞﾑが合わない印象も見て取れる｡乗り方一つで十分勝ち負けと思われるが､やはりﾏｲﾙCSが最大目標かもしれない

上記した有力三頭の競馬と予想するが､自己条件から三連勝で重賞制覇と勢いに乗る､ﾎﾜｲﾄｶﾗｰ(牝4 まぁぁ厩舎)や､夏に中京記念を制覇しその後､重賞でも大崩れのない､ﾄﾞﾗｷﾁ(牡5 しとそす厩舎)｡人気は無いがｻﾏｰｽﾌﾟﾘﾝﾄｼﾘｰｽﾞで好成績の､ﾑｼｬｸｼｬ(牡4 牙の無い狼厩舎)｡また展開が向けば末脚に魅力のある､ｾﾞｰﾚ(牡4 みこと厩舎)等､伏兵陣も虎視眈々と割って入る可能性も十分にあると思われる


次週に米国遠征の選考ﾚｰｽが控えている為､近年有力馬が分散しがちだが､今季はﾚﾍﾞﾙの高い一戦が行われると思われるﾒﾝﾊﾞｰ構成｡この後に続くGI戦線を展望する上でも重要なﾚｰｽとなるだろう｡固唾を飲んで見守りたい


◎ｸｰﾙｻﾞﾏﾘﾝ
〇ﾄﾞｳﾅﾝﾃﾞｽｶ
▲ﾅﾗﾝﾁｭﾗ
△ｸｰﾙｴﾌｫｰﾙ
△ﾎﾜｲﾄｶﾗｰ
△ﾑｼｬｸｼｬ
△ﾄﾞﾗｷﾁ
△ｾﾞｰﾚ




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