★アクア むースポVol.263 南部杯★

◆◆30S ﾏｲﾙﾁｬﾝﾋﾟｵﾝｼｯﾌﾟ南部杯展望◆◆


明日はWCS決勝の凱旋門賞が開催｡世間の話題はそちらに持ち切りだが､国内でもWCSへの切符を賭けた重要な一戦が行われる｡登録は7頭と寂しくなったが中身の濃いﾚｰｽ展開を期待したい


〇1-1 ﾃﾞｨﾚｸｼｮﾝ(牡5 むーす厩舎)
初のGI挑戦となった帝王賞では末脚を伸ばすも僅かに届かず惜しい3着｡その後は重賞を連勝しこの秋の大一番を迎えた｡当面の相手は勿論､帝王賞馬のｼﾄｽﾀｰとなる｡これまでは末脚を生かす競馬で結果を出して来たが､今回はﾗｲﾊﾞﾙを完全ﾏｰｸ､必然と前目での競馬となるだろう｡作戦が吉と出るか凶と出るか｡春の雪辱を果たし海外行きを決める

◎2-2 ｼﾄｽﾀｰ(牡6 しとそす厩舎)
昨Sから活躍を続けてきたが､帝王賞ではついにGIの栄冠にも手が届いた｡帝王賞後､夏場のﾚｰｽで取りこぼす場面も見られたが､それは斤量が堪えたもので力負けではないと見る｡今回はﾃﾞｨﾚｸｼｮﾝに徹底ﾏｰｸを受けると予想されるが､先行力ではこちらが一枚上､さらに前へ行っての競馬はこの馬の得意とする所｡少しばかりﾏｰｸがきつく成ろうともこの馬の競馬は変わらないだろう｡現役では唯一の古馬GI馬､ここは譲れない一戦､2つ目の栄冠を手にし目標の海外行きを決めたい

…3-3 ﾄｩｰｹﾞｰﾑ(牡5 ﾏｯｷｰ厩舎)
春にOP入りし安定した成績で秋を迎えた｡上位二頭は強敵だが､現状の力でどれだけ抵抗できるか､力試しの一戦となるだろう

▲4-4 ﾉﾘｵｸﾗｳﾝ(牝4 たぷたぷ厩舎)
前々走のｵｰﾊﾞﾙｽﾌﾟﾘﾝﾄでは帝王賞馬のｼﾄｽﾀｰを下す金星､続く前走の日本TV盃でもかったﾃﾞｨﾚｸｼｮﾝと差のない競馬と斤量の恩恵を受けてはいるが上位二頭に力負けはしていない｡今回は斤量差が詰まるが自慢の末脚が生きればここでも大仕事を成す下地はある

△5-5 ｺﾞｰﾙﾄﾞﾊﾟｰﾂ(牡5 ﾄﾞﾔｻ厩舎)
これまで重賞でも安定した成績｡夏場の重賞では人気のﾃﾞｨﾚｸｼｮﾝとも差のない競馬を見せている｡これまでの実績面から若干上位二頭とは差がつくが､自分の競馬に徹して進めば､二強に割って入る可能性もあるかもしれない

…6-6 ﾛｰｽﾞﾘｰﾄﾞ(牡4 ﾌﾟｰﾀﾛｰ厩舎)
前走でOP2着とし､成長した所を見せてはいるが､さすがにこのﾒﾝﾊﾞｰ相手ではどうだろう

△7-7 ｾﾝﾎﾞﾝﾉｯｸ(牝6 ｻﾌﾞﾏﾘﾝ厩舎)
ここまで重賞でも上位に入る堅実な走りを見せて来ている｡帝王賞の結果からここで一気に強気にはなれないが､ﾛｽなく進められればここでも上位進出は十分に可能と見ている