2頭の牝馬

クラシックの出走資格ってかつては結構厳しくて、持ち込みのマルゼンスキーやオグリキャップが出られなかったのは有名です。
規制は徐々に緩められたものの、クロフネが出て、“開国”なんて言われていましたね(笑)。

そんなクラシックに出られない時代のヒシアマゾンと、オークス馬チョウカイキャロルの初顔合わせはまさに真の女王決定戦でした。
94年エリザベス女王杯、
クラシック未出走も、阪神3歳牝馬S勝ちのヒシアマゾン、ローズSを勝ち1番人気。
桜花賞は未出走ながら、ブライアンズタイムの仔でオークス馬のチョウカイキャロル、サファイアSで2着に敗れるも2番人気。
粘るキャロルに追い込んだアマゾンが並んだところでゴール。
プライドとプライドの激突は、共に恥じる事のない素晴らしいレースを生みました。

実はそのエリザベス女王杯の前身がビクトリアカップ、ビクトリアマイルの名で復活した名前ですね。
今週はブエナとディザイヤの対決、既に素晴らしいレースを繰り返している2頭だけに接戦を期待しています。