懲りない面々

おはようございます。

日一日と
2℃づつ気温が
上昇してるかのようです。
体温より
気温が上がったら
皆さん抱き合いませう!
きっとその方が
涼しいです。
ただし、
見ず知らずの人に
抱きつくのは止めませう!
興奮して
体温が上がると同時に
暴れん棒が
起き上がる
可能性があります。

さて、
暑い日に
ちょっと涼しい
思い出話をひとつ。

前の会社は
建売分譲住宅の会社
でしたが、
遠方までよく
販売に行きました。


時期は秋、
夜に霜張る
宇都宮の夜、

小生と後輩の二人は、
足がないので、
同僚に車を借り、
翌日の販売の為に
ビジネスホテルに
泊まりました。

男二人、
夜に
やることがないとなれば、
飲みに行くしかない!

地方慣れしている
小生たちは
一軒目に居酒屋、
二軒目にキャバクラ、
という王道路線を
楽しみ、
したたかに酔い、
店を出ました。

後輩がトイレに
寄っている間に
小生が
先に店を出ましたが、
気持ち良く佇んで、
遠くを見ると、
坂の上から
暴れながら歩いている
オッサン発見!

「あぁいうのは、どこにでもいるんだな。」

呆れながらも、
微笑ましく思いながら、
後輩を待ってました。

後輩が店から出てくると
近くから悲鳴が!

ふと見ると、
あの暴れん坊が
近くまで接近してました。
そして次の瞬間、
突然殴りかかってきました!

されど、小生は
剣道有段者、
間合いの達人です。

奴のパンチを
華麗にかわし

アクシデント発生

メガネが
奴の指輪にひっかかって
ズレてしまいました!

あわてて
メガネを外している間に
2発パンチが額を
かすめました。
あまり力はありませんが、
ごっつい指輪が
面倒です。
明らかに地元の
チンピラです。

戦闘態勢を整え、
奴に対峙しようとした
その瞬間、

「牛ダスさん、どうしたの?」

店から出てきた後輩が
顔を出しました。

「いや、どうもこうも、いきなりこのじじいが、あっ」

チンピラが
小生の後輩を
いきなりハードヒット

かわいそうに後輩君。
自分だけおねえちゃんと
乳くりあってるから
そんなことに
なるんだぞ。

チンピラくん、
ケンカ慣れしてるようで
小生の援護を断ち切り、
再び小生と対峙しようと
しました。

しかしながら
チンピラくん、
相手が悪かった。

その後輩君、
うちの会社では
激しい気性で有名で、
至ってケンカも
強かった!

小生に向かってくる
チンピラの肩を掴むと
マシンガンパンチ!
で一瞬で
ぼろ雑巾のように
してしまいました。

ただし、
殴っている最中に
更にアクシデントが!

チンピラの懐から
殴られた勢いで
黒い金属性の物体が
飛び出しました。

チャカチャカチャカチャカ!

「チ、チャカだ!」

周辺大騒動です!

「ヤバい!逃げよう!」

遠くから近づいてくる
サイレンとは逆に
小生たちは
現場を後にしました。

その後、
気になることが
ひとつ。

あのチンピラ、
死んでないかな?

後輩君、
相当
頭に血が上ったらしく、
書けないくらい
殴っちゃったので、
死亡記事がないか、
あったらどうするか、
一応相談しました。

よりによって
そんなとき、
同僚に借りた車のキーが
見つからず、
現場に
落としたのではないか
という話もあり、
後輩を元気づける為に

「じゃあ、被害者の小生がいざと言う時、証人になってやる!」

と言ったら、後輩君、

「牛ダスさんがあんなのに絡まれるから悪いんだ。」
う?ん一理あり。

翌日の朝刊を
端から端まで読み、
殺人事件がないことに
ホッと
胸を撫で下ろしました。

えっ?
車のキー?

見つかりましたが、
記事になっていない事を
確認後、
からかってやろうと
いうことで、
事件になった!
と同僚に報告したら、
いざというときは
三人で辞表を出して
会社をやめようと
言いだしたので
本当のことを話したら
いい加減にしろ、と
怒られました。

そんな宇都宮にも
翌週懲りずに
仕事後、
呑みに行ってるので、
本当に
懲りない面々です。

ちなみに
二人とも
今でもいい仲間です。