タマとの再会

一時間ほど眠ったろうか…
目が覚めて時計を見たら、午後２時をちょっと過ぎてたよ。

さて、磯浜に来たら気になるのが“タマ”と“チビ”のネコちゃんだよ♪
けふゎ会えるかな?？
ヽ(￣▽￣)ノ

いつもタマらを見かけた、漁師さんたちが要る磯浜漁港側に移動した。
ちゃんと餌の容器ゎあるんだけど、肝心のネコちゃんが居ないにゃん…

「ニャーン、ニャーン」

鳴き声を真似ながら呼んだけど、けふゎ全く気配がない。海猫の声ゎ聴こえるんだけど…
諦めかけたその時、カレが遥か前方を横切るタマに気づいて…

立ち入り禁止の領域へ入ってｲｯたタマゎ、なかなか戻って来ないよ。

「ニャーン、ニャーン」

何度も鳴き声を真似していたら、しばらくして向こう側の対岸の防波堤からタマが歩いて来たよ♪

たったったっ…
「ニャーン!!」

ああ?!!
やっと気づいたよ♪
タマゎ、久しぶりだったから少し警戒ぎみだったけど、私たちの差し出した両手に飛び込んで来て…
持って来たマドレーヌと牛乳を食べながら、何度も頭を擦り寄せてきたよ。

「チビちゃんゎどうした？」

タマに聞いたところで分かるわけゎなし。
でも、タマに会えたよ♪
ちゃんとここで生きてたんだね。

私もカレも夢中になってタマと遊んでいたら、あっという間に暗くなって来て、また別れの時…

「バイバイ、また来るよ」

タマが車から離れた頃合いを見計らって、そのまま帰ろうとしたら、「ニャーン」って鳴いてまた近づいて来たんだよ。
後ろ髪を引かれる思いって、こういう事なんだと思う…
でもさ、心を鬼にして車を走らせたよ…

遠く、遠く、見えなくなるタマの姿…

「また、すぐ来るさ。今度ゎチビもいればいいね」
カレがそうｲｯて磯浜を後にした。

私ゎカレに気づかれないように、そっと涙を指先で拭った…
(つд；*)


(おしまい)