磯浜、タマ物語?後編

磯浜の漁港へ戻ってみたら、テレビ撮影クルーが来てて、あのタマに餌をあげてる漁師のおじさんが取材を受けてたよ。

ああ、そうか。
けふゎ１１日だから、東日本大震災の月命日だ…去年の暮れ近くに、この磯浜漁港のそばで女の子のお骨が発見されたんだっけ…
あらためて、震災のあった磯浜を知った感じがしたよ。

今ゎ漁港に近づけないな…
そうこう思ってるうちに、ちょっとだけお昼寝しちゃったよ。

気がついたら、カレが起き上がって漁師のおじさんの方を見てた。漁師のおじさんが、どうやら私たちを呼んでるらしいので、カレがｲｯてみたら…あ！！タマちゃんが居たよ♪

「ニャーン、ニャーン」「ゴロゴロ、ゴロゴロ」
私とカレに甘えながら頭や体を刷り寄せて来る。

「週一でも、ご飯食べさせて遊んでくれる人を覚えてんだっちゃ」
漁師のおじさんがそうｲｯて笑ってる。そうだ！タマゎ頭がいいにゃんこだ！！

「漁師でも、猫を嫌いな人にゎ近づかないんだぞ」
そっか?♪タマゎ、こんなに小さい体でもちゃんと私たちを覚えてるし、私たちを受け入れてくれてるんだね?♪

「んでな、タマ。夕方まで遊んでもらうんだぞ」
おじさんゎそうｲｯて、笑顔で帰ってった。

後ゎカレと私とタマの時間だよ♪

ﾏﾐｨから預かったにゃん用の餌やミルクを与えたら、美味しそうに食べてた。
いっぱい遊んで、タマゎお昼寝もしたんだよ♪

それからまた遊んだけど、夕方５時も過ぎた頃に、タマゎまた餌を食べ始めた。後ろ姿を見ながら、そっと２人で死角に隠れたよ。
しばらくして、タマの餌の方にｲｯてみたけど、もう夕闇にタマの姿ゎ無くなっていた。

お腹を満たして、また自分の寝床に帰ってったんだね♪
タマ、また来るよ。またいっぱい遊ぼうね！！
ヽ(*´∀｀)ノ


(おしまい)