タマの安らぎ?

午後５時。

辺りが真っ暗になったので、カレがタマを抱いて車に乗せた。
タマゎ車の中で右に左に移動して窓の外を確認してる。
「ニャーオ…ニャーオ…」

ちょっと不安そうだったけどだんだんと慣れて、私達の間に座ってキョロキョロしてたよ。私とカレの顔を見てゎ「大丈夫だよ」ってｲｯたら、タマゎ伸ばした両手の間に顔を置いて目をつむった。

最初ゎすぐに起きて騒ぎ出すと思っていたけど、それどころか体位を入れ替えてゎ気持ち良さそうに眠り続けてるよ(笑)
時々、大きく息を吸ってゎ「ふーっ」って呼吸をするところなどゎ、まるで人間みたいだね(笑)

ニャンコが安心して眠ってると、こちらも何故か眠くなるよ(笑)
このまま朝まで３人(２人と一匹)で眠ってもいいと思った。

でも、夜７時を過ぎた頃にカレが運転席側のドアを開けてみたら、タマゎ咄嗟に顔を上げて「ニャーオ」って鳴いた後に外に出てった…

辛いけど、車を少しずつタマから離してイクカレ…
タマゎ漁港の電灯の陰に隠れて見えないまま。

少しずつ、また少しずつ港を離れてｲｯたら、タマが電灯の下に現れて車を見送ってる影が見えた。ゆるいカーブに差し掛かる寸前まで、タマゎこっちを見ているよ…

私ゎ、また涙が溢れそうになるのをじっと我慢していた。ちょっとでも動くと、涙がポロッとこぼれ落ちそうだったから…
(´・ω・`)


(おしまいデスッ！！)