タマの敵(後編)

温かい秋の日曜日の午後の楽しいお昼だったのに、そこに家族連れがやって来て、その中の２人の男の子が「あ！ネコがいる」ってタマのそばにいきなりかけて来た。
びっくりしたタマが脱兎の如く逃げちゃった…

男の子２人で逃げたタマを追いかけてゎ追い詰め、追い詰められてゎ逃げ回ってる…
そばを通った子供たちの母親らしき人が私たちに会釈をしたので黙っていたけど、自由(野良)猫とゎ言いながら興味本位の悪戯半分で追いかけ回す男の子たちに腹が立ったよ(怒)

無邪気さが生む脅威…

その後、カレがタマを探しに防潮堤の方にｲｯてみたら、タマゎ放置されて壊れているブルーシートの上で休んでいた。
私もｲｯたら、すぐに甘えて来たけどどこかぎこちない…

「さっき追いかけられて、よっぽど怖かったんだろう」

カレがそうｲｯた。
そうだよね…子供たちにゎ遊びでも、タマゎ死ぬほどの恐怖だったと思うよ…

夕方までタマゎぎこちなかったけど、帰りの時間が迫って来たのでお別れを言おうとしたら、「ニャーオ、ニャーオ」って甘えて来たよ♪

薄暗くなった漁港の向こう側で、波の音が弾けてる。

タマゎ最後の最後に、甘えん坊に戻ったんだよ♪
(*´∀｀)


(おしまい)