タマがマイ浜(仮)を去る日?後編?

私達が車から降りると、タマゎいつものように私達に“匂いづけ”の儀式だよ。手のひらに向かってジャンプしたり、鼻に指先を乗せるとめっちゃ指先を押して来るルーティンゎ、タマの専売特許だね♪

早目にご飯とミルクを与えて、暗くなったら仙台移動作戦開始だ！！
けふゎ午後も暖かいので、お腹がいっぱいになったタマゎ、車のそばの土嚢の上でお昼寝をしている。

「タマ、マイ浜(仮)でのお昼寝納めだぞ」

カレがそうｲｯて笑ってた。

夕方にかけて、タマゎ車の中に来た。専用のベッドマットで熟睡してるみたい。
夕方５時半を過ぎて、辺りが暗くなり始めたので、いよいよ作戦決行だ！！

カレが、まだ半分眠そうなタマの体を抱き上げて、優しくキャリーケースに入れてあげる。
タマゎケースの中から「ニャーン…ニャーン」と不安そうな鳴き声を上げるけど、ちょっと暴れてから大人しくなった。

ドキドキ…ドキドキ…
心臓が高鳴って来たよ…

「ヨシ！！イコう！！」

カレが意を決して車を走らせ始めた。
タマが１年半を過ごしたマイ浜に別れを告げる時がヤッて来た…


(おしまい)