天然の桟橋、再び〜後編〜

進むほどに、天然の背中ゎ非常に足場が悪い。

松の木の根が張り出して突出していたり、道のすぐ脇が海へ落ちそうな急斜面になっていたり…馬の背の突端までイクのが大変だったよ。

それでも、お正月に果たせなかった先端までたどり着いた。

久しぶりに見る馬の背の先端部からの景色。
強風に感じた風も、この場所でゎ時折止んでくれてて、太陽がいっぱい顔を出して暖かく感じるよ。

先端部のやや斜面になった地面に座って、ぼんやり先端の先の海を見ていた。
風が手前から向こう側にさざ波を立ててくれるから、遊覧船の後ろにいるような錯覚に陥る。

近くでゎ、写真を撮ったりしてはしゃいでるカレが居る。

いい時間が流れてるよ。

いつの間にか、ほんとの遊覧船が目の前まで来ていて、ちょっとビックリした。
「救助待ちの人に見られてないかな？」(笑)

時間を忘れて、ずっとここに居たい気がした。
時計を見たら、もうお昼ちょっと前になろうとしている。

どうりでお腹が空いたわけだ。
(*￣∇￣*)


(おしまい)