競輪
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2024/07/10 23:06
１０６回目の夏の物語��
宮城県岩ヶ崎高等学校にゎ、たった一人の野球部員がいた。
千葉結奈さん(３年)ゎ、１年の時に同校の野球部に入部した。当時のチームメートゎ３年生の選手１人だけ。そんな野球部に入ったきっかけゎ、父が同校の野球部OBだったのと、姉が野球部のマネジャーを勤めていたから。
３年生が卒業すると、秋からゎ１人ぼっちになった。
「来年ゎ(選手が)入部するかもしれない」
そう希望を持って普段ゎ誰もいないグラウンドの草むしりや石拾いをしたり、ネットを相手に１人でノックの練習をしながら「岩ヶ崎」の名前を守り続けた。
しかし、期待して迎えた２年目も、その次の年も新入部員ゎ入ってこなかった。
「また１人ぼっちか…」でも「ここまで続けたのだから最後まで頑張ろう」と決意した。
最後の夏…
涌谷、宮城水産、石巻北、迫桜、岩ヶ崎。宮城県で初の５校連合チームに参加して選手権宮城県大会に出場。
試合前にゎ、岩ヶ崎のユニホームを着て４校の仲間たちにノッカーを勤めた。
「感謝の気持ちとこれから頑張ってという気持ちで１球ずつ打ちました」。
相手ゎ宮城広瀬高校。
千葉さんゎユニホームから制服に着替えて、５校連合のマネジャーとしてベンチから声を出した。
結果ゎ０ー１８の５回コールド負け。
「岩ヶ崎」の名前を１人で背負ってきたが、最後ゎ連合のチームメートとともに高校野球生活を終えた。
「みんなと頑張ってこれから自分の支えとか、辛い時に思い出せると思うので、感謝です。ありがとうって伝えたい」
流れた涙ゎ３年間への終止符。
こぼれた笑顔ゎ未来に向けて…
(おしまい)
- ノック
