競輪
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2025/07/14 19:08
１０７回目の夏の物語��
7月13日（日）
日本ウェルネス宮城高先発の3年新沼櫂里(かいり)は、1年の弟櫂史(かいじ)と共に初戦に臨んだ
櫂里は、ウェルネスのエース。去年は一つ上の兄、櫂我(とうが)との兄弟バッテリーで出場するも3回戦敗退。今年こそ兄の悔しさを胸に期するものがあった。
相手の古豪仙台商との対戦は、1回戦屈指の好カード。初回に2点を先制して力が入る。しかし、気持ちが空回りする中で、味方のエラーも絡まって逆転を許してしまう。
3回途中で肩に違和感を感じて無念の降板となった。代わって遊撃に入った三男の櫂史が、兄の残した満塁のピンチを併殺で阻んだ。しかし、古豪・仙台商の壁は越えられなかった。
長男・櫂我との約束を果たせなかった次男・櫂里は「兄弟の目標でもあった８強入りを果たせず悔しい」と目を腫らした。
三男の櫂史、敗戦後は涙が止まらなかった。
入学から3ヶ月。兄との時間はあっという間に過ぎた。
「本当に楽しかったです。でも、もっとお兄ちゃんと長く野球がしたかった…２人の思いも背負って、絶対に甲子園に出場します」。
それは、三兄弟の夏の物語。
(13日、第107回全国高校野球選手権宮城大会1回戦 仙台商5―2日本ウェルネス宮城)
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