326件のひとこと日記があります。
2015/10/01 22:22
ラグビー(4)
書き忘れていました、各ポジションについてです。
スタメンの15人(フィフティーン)は基本的に1〜15の背番号を付けており、その番号は選手のポジションを示しています。
1番・3番…左プロップ・右プロップ(PRと表記される)
スクラム最前列で相手とぶつかり合い押し合うことが主な役割です。
prop=支柱という意味が示す通り、スクラムの柱です。
相手の押しに耐えつつ、後ろからの味方の押しにもうまく対応してバランスを保ちます。
身体の大きさと重さ、首の強さに忍耐力が必要なポジションです。
2番…フッカー(HOと表記される)
両プロップと共にスクラム最前列で奮闘する他、スクラムハーフが投げ入れたボールを足で掻いて味方側に持ってきます。
また、ラインアウトではだいたいボールを投げ入れる役割を担います。
身体の大きさ、重さの他に器用さが求められるポジションです。
4番・5番…左ロック・右ロック(LOと表記される)
スクラムの時には2列目に位置し、左(または右)プロップとフッカーを後方から押します。
また、ロックにはラインアウトでは投げ入れられたボールをキャッチする役割を担う選手が多いのも特徴で、身長2m超えも珍しくないです。
長身で力強い、ガッチリした体型の選手が適しているポジションと言えます。
6番・7番…左フランカー・右フランカー(FLと表記される)
スクラムを組む際には左(または右)の後方から押します。
ディフェンス時もオフェンス時も、相手のボールを奪いに行ったり味方のボールをキープするために体を張ったりと奔走します。
身体の大きさやパワーはもちろんですが、走力やスタミナが必要なポジションです。
8番…ナンバーエイト(No.8と表記される)
スクラムの最後列に位置し、フォワードを統率する中心的存在。
フランカーと同様に攻守両方で働き回りますし、スクラム時には味方が後方に運んだボールを拾い、攻撃の起点となって突進したりパスしたり…。
身体の大きさ、パワー、スピード、判断力…とにかく総合的に高い能力が求められるポジションです。
1〜8番をフォワード(FW)と呼びます。
スクラムを組むのがフォワードと覚えて頂ければ。
それに対して9〜15番をバックス(BK)と呼びます。
9番…スクラムハーフ(SHと表記される)
スクラム時にボールを投げ入れ、そのボールをスクラムから手で取り出す(注:No8が取り出す場合もあります)のが主な役割です。
FWとBKのつなぎ役で、スクラム等の密集からボールを取り出してBKにパスするシーンが多く見られます。
敏捷性、走り続けられるスタミナ、的確な判断力が必要なポジションです。
10番…スタンドオフ(SOと表記される)
最近国際的にはフライハーフ(FHと表記される)と呼ばれています
バックス攻撃の起点となり、相手の守備陣形を見ながらラン・パス・キックを使い分けて攻撃を組み立てる司令塔的な役割を担っています。
11番・14番…左ウイング・右ウイング(WTBと表記される)
バックスの左端(または右端)で、トライを取ることが求められます。
ライン際でパスを受け取り一気に駆け抜けるというシーンがウイングの見せ場です。
スピードとキレが重要なポジションです。
12番・13番…左センター・右センター(CTBと表記される)
バックスの中央左側(または中央右側)のポジションです。
スタンドオフからのパスを受け、ウイングにパスを回したり、相手防御の穴を突いて走り抜けたり、自らガツーンとぶつかって防御網をこじ開けたりします。
バックスの中ではガタイが良い選手が多く、スピードと身体の強さが要求されます。
15番…フルバック(FBと表記される)
バックスの一番後ろに位置し、防御ラインの最後の砦として相手の突破を防ぐことが主な役割です。
攻撃時にはバックスに加わり自ら攻めることも多々あります。
相手がキックしたボールをキャッチして蹴り返すといったことが多いので、キック力とキックの正確性があると良いですね。
画像に説明した15人のポジションについて載せました。