326件のひとこと日記があります。
2015/10/03 05:48
ラグビー(6)
ここからは試合中に何度も形成される密集について書いていきます。
プレーの流れの中でできる密集には2種類あります。
密集の名称はラグビー用語になりますが、是非覚えて下さい(笑
1.モール(maul)…ボールを保持した状態(地面に落としていない状態)で行われるのが特徴です。
定義としては、『ボールを持っていて倒れていないプレーヤーに対して、敵と味方それぞれ1人以上がバインド(身体を捕まえて密着)して囲んでいる状態のこと』です。
2.ラック(ruck)…ボールが地面にある状態で行われるのが特徴です。
定義としては、『プレーが継続している状態において、地面にあるボールの周囲で、敵と味方のそれぞれ1人以上が立ったまま身体を密着させて密集して囲んでいる状態のこと』です。
言葉だけでは何のこっちゃってなりますよね〜(^_^;)
2つの画像でだいたいこんなもんだというのを把握して頂ければと思います(^^ゞ
ボールが持たれている(モール)か地面にある(ラック)かで覚えて下されば大体イケますので(笑
モールが組まれるのはほとんどがラインアウトからですね。
流れの中でボール保持者が相手からタックルされたが、それでも倒れずに立ったままで、その間にお互いをフォローするプレーヤーが続々と駆けつけてモールが形成されるというケースもありますけど。
モールは停滞しない限りいくらでも押すことが出来ます。
良いモールというのは、味方同士がガッチリ組み合い、縦に長く、かつボールを(次々と後ろの選手→後ろの選手へと渡していき)最後尾の選手が持っている状態です。
モールが押されて止めようがないからといって、無理矢理密集の選手を倒すとペナルティを取られます。
この反則をモールコラプシング(maul collapsing)といいます。
ラックは、試合を見ていると頻繁に出てきます。
ボール保持者が敵の選手からタックルを受けて倒れる→ボールを地面に置く→そのボールの上で敵味方が組み合いボールを取り合う(ラック)
これが繰り返されるからですね。
この流れについて詳しく書くと非常に長くなるので次で(^_^;)
ラックの中では手を使うことが禁止されており、プレーヤーは足でボールを掻き出す、または相手を押してボールをまたぎ、最後尾の選手の足元に持って来て、ラック外の選手に拾わせることが必要になります。
ラックもいくらでも押していくことが可能ですが、足元にボールをキープしつつ押すとかマジで難しいので、ガンガン押していくというシーンはほぼありません。
モールもラックも、停滞してボールが出て来ない状態になるとアンプレアブルとなり、主審がプレーを止めてスクラムから再開します。
そこで少々違いがあります(^_^;)
モールアンプレアブル…モール開始時にボールを持っていなかった方のチームのボールでスクラム
持っていたのがどちらか不明の場合はより押していたチームのボールでスクラム
ラックアンプレアブル…停滞直前に押していたチームのボールでスクラム
オールブラックス見ながら書いてたけど…やべー日本VSサモアまでに全然書き終わらねー(>_<)