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2011/12/19 12:19
競馬偉人伝 5 安田伊左衛門
安田伊左衛門(1872〜1958)は「日本競馬の父」・「日本ダービー生みの親」と呼ばれる程日本競馬界の礎を築いた人物。岐阜県海津市に生まれ幼少時代から馬を見て育ち9歳には乗馬もしていた。東京帝国大学農科大学在学時に陸軍乗馬学校に通っており、卒業後陸軍騎兵第三連隊に志願し入隊。陸軍時代の上司の要請で1906年社団法人東京競馬会設立・理事に就任。1908年に馬券発売が禁止され公認競馬から補助金競馬になったのを受けて1910年近隣4つの競馬団体が統合し東京競馬倶楽部が設立され理事に就任。1915年に衆議院議員に当選し(旧)競馬法成立に尽力し1923年法案公布、馬券発売が解禁される。そして1932年イギリスのクラシックレース五大競争を範として東京優駿大競走(日本ダービー)を創設。
U+A01936年日本競馬会が設立され副理事に就任。統合される形で全国11の競馬倶楽部は解散。1938年に理事長に就任、1948年任期満了により退任、顧問となる。この時御歳76歳。そして1954年日本中央競馬会が設立されると、大野伴睦の要請を受けて初代理事長に就任する。奇しくもテシオが亡くなった年にJRAは設立されている。
U+A01951年には安田の功績を称え日本競馬史上初のマイル重賞「安田賞」ができる。1958年安田が亡くなり、名称は「安田記念」となり現在も春のマイル王決定戦として親しまれている。 まさに日本競馬界のパイオニア、安田伊左衛門!