天皇賞といえば・・・マックでしょう

平成４年、テイオーに勝った天皇賞　豊さん、若いねぇ



天皇賞春、このレースが大好きです。
昨年クラシックで活躍した馬や秋から冬に力をつけてきた馬が歴戦の古馬たちとの対決。
中・長距離の王者を決めるのに最もふさわしいレースだと思います。

そんな中で、私の思い出は平成３〜５年の天皇賞です。

競馬を本格的に始めた平成３年、メジロマックイーンという馬に惚れました。マックに会いたくて何度も京都にいそいそと通いました。親子三代達成の偉業のかかったこの闘い、マックは見事に期待に応えました。

平成４年の天皇賞、トウカイテイオー派とメジロマックイーン派に分かれての応援。１番人気はテイオーに譲りましたが、勝ったのはマックでした。
帰り、淀の駅の伝言板に「テイオー、先に行くぞ。マック」というのが書いてあり、粋なことをする人がいるなあと思ったものです。

平成５年天皇賞、三連覇は確実と思われたこのレース、直線あとわずかのところで猛然と追い込んできたライスシャワーに負けてしまいました。「ライスのばか〜嫌いだよ〜」と思いながら帰途についたものです。

でも後から考えると、ステイヤーの資質としてはライスの方が勝っていたのかなぁと思います。彼はここ一戦に研ぎ澄まされた精神力で勝った、素晴らしい馬でした。その時はそう思う余裕はなかったけど・・・

でも、マックが一番強かったレースは平成３年、世紀の大降着だった天皇賞秋ではないかと思います。2000mであのスピード、悔しかったなぁ・・・

マックとは縁がたくさんありました。
引退式の日も、前から淀へ行く予定のあった日、たまたま札幌競馬場へ行った日はマックの種牡馬お披露目の日、そして亡くなる前の年、無性に会いたくなってはるばる荻伏まで会いに行きました。虫の知らせだったのかな・・
マックは社台スタリオンでずっとスターでした。あの暴れん坊サンデーが、マックとは仲が良く、よく金網越しに仲良く会話をしていたようです。どんな話をしていたのかなぁ・・

たくさんの競馬の喜びを教えてくれたメジロマックイーン、今はお酒でも飲みながら孫たちの活躍ににこにこしているのではないでしょうか。