ホワイトピルグリム君へ宛てて

私の手元にはここ数年に撮りためた貴方の写真がいっぱいあります。
不慣れなダートに不安に押しつぶされそうになったベテルギウスステークス。
無事に怪我無く走りきった時の安堵の瞬間。
万葉ステークスでもパドックで何度も目が合いましたね。
とってもテンションが高くて、クロフネ産駒であることを主張するかのような
天を振り仰ぎながらの周回でしたが、私は元気な貴方の姿が嬉しくて嬉しくて、
驚くほどたくさんの写真を撮っていました。

まさかあれが貴方と会った最後の日になるとは思いませんでした。
貴方との想い出はいつも泣き笑いの日々だったような気がします。

体調を崩していたために大阪城ステークスに会いに
いけなかったことだけが何よりも心残りです。
頑張って走り続けていた貴方に申し訳なく思います。
もう淀で会えないのかと思うと残念で残念でなりません。

白い巡礼者という素晴らしい名前を持っていた貴方。
私は勝手に貴方を芦毛の貴公子と呼んでいました。

競走馬生活を終えた貴方に幸せな馬生が待っていることを心より願っています。
ステイヤーとして頑張り続けた日々、本当にお疲れ様でした。

大好きな大好きな伊達男、貴方のことを決して忘れません。
感謝の思いで一杯です。本当にありがとうございました。


もう一度会いたい。会いたいよ。ピルグリム。