鮮やかな虹の記憶。レインボーダリアへ。

彼女の最後のレースとなったエリザベス女王杯の写真を整理しながら
昨年のレースを思い出していました。奇しくも同じ雨の日。
彼女はその名をエリザベス女王杯に刻んだのでした。
その収まらぬどよめきの輪の中に私もいました。

誰もがヴィルシーナの初ＧＩ制覇だと思っていました。
それを示すかのような圧倒的人気の単勝１．９倍。
レインボーダリアは７番人気の単勝２３倍。

最後の直線はまさに死闘。その叩きあいを見事に制した彼女。
彼女にとっての重賞初勝利がエリザベス女王杯の大舞台とは
何と素敵なドラマだったのでしょう。
レインボーダリアという競走馬に虹の冠が備わりました。

今年の４月２１日読売マイラーズカップ。
好天に恵まれた日に再会した彼女は何とも表情豊かでした。
これまで競走馬の写真を撮ってきた中で一番お気に入りの写真は
ターフを見据えるレインボーダリアと柴田善臣騎手の一枚です。
この日は数え切れないほどダリアとフィフィの写真を撮りました。
そう、この日はフィフスペトルも一緒に走りました。


そして再びやってきたエリザベス女王杯はまたしても雨。
パドックでは成熟した牝馬らしい落ち着きをたずさえ、
返し馬ではスタンド側をゆっくり見ながら走っていました。
彼女の瞳には、最後となる大観衆の姿はどう映ったのでしょう。
島田助手が言葉にされた山口百恵さんのように格好良く
幕引きは出来なかったけれど、彼女は昨年と同じ淀のターフに
鮮やかな虹の記憶を残して去っていきました。


ダリア。生まれ故郷、新冠の大栄牧場に帰るのですね。
いつか貴女そっくりな仔に淀のターフで出会える日を待っています。
体に気をつけて、立派なお母さんになって下さいね。
今まで本当にお疲れ様でした。そして何よりも、ありがとう。


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私のレインボーダリアとの淀の想い出集ともいえる写真です。＾＾
良かったらご覧下さい。
２０１２年エリザベス女王杯の写真が仕事場のコンパクトデジカメのため
画像が非常に悪いですが御容赦のほどを・・・
http://horse.marketstation.jp/2013_rainbowdaria/daria.htm

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追記　今日マルセリーナの引退・登録抹消が発表されました。
ダリアもマルちゃんもお母さんに・・・胸が一杯です。
今年の雨のエリザベス女王杯は生涯忘れません。