また一頭。記憶に残る馬がターフを去りました。

昨日帰ってきてからＪＲＡのホームページでマイネルキッツが
競走馬登録抹消となり根岸競馬記念公苑にて乗馬になることを知りました。

２歳馬が溢れかえるこの時期には、皆が慣れ親しんだ馬の名前が
ターフから消えていく時期でもあり、寂しいですね。

エスポワールシチーと同じ日にマイネルキッツがターフを去ってしまう。
それは２００５年９月に後藤騎手と中山で始まった競走馬生活が
８年間もの激闘の日々とともに終わりを告げることなのですね。

彼に最後に会ったのは春の盾です。
１０歳馬とは思えない活気のある走りで、デムーロ騎手と
３，２００ｍの長丁場を７位で元気に走りきりました。
そして引き上げていく時に厩務員さんが愛おしそうに
その走りを労って優しく撫でておられたのが印象的でした。
きっと愛情たっぷりにともに歩んでこられたのでしょう。

風格のある立派な馬体。
どんなときもあきらめない堂々とした走りっぷり。
それが私のマイネルキッツという名馬の記憶です。

こんな素晴らしい馬に横浜で乗馬でめぐり合えるとは
なんて素敵なことなのでしょうね。

どうか長く元気に皆を喜ばせてくださいね。
本当にお疲れ様、そして夢をありがとう。