凱旋門賞が終わって思うこと。

競馬にこそ、たらればは必要ないと私は思っています。
ああすれば勝てた、こうすればもっと好走できたというのは簡単です。
結果を見てから話しているのですから。
それならば他にも負けた馬も皆が同じでしょう。
実力のある馬が２０頭も集っていたのですから。

競馬というものは凱旋門賞であれ、国内ＧＩであれ、それぞれの馬が
与えられた同じ条件の中で走っていると思います。
馬にも人にも、得意なコースもあれば不得意なコースもある。
何度も走り慣れたコースもあれば初めてのコースもある。
短い輸送ですむコースもあれば、長距離輸送に耐えなければいけないコースもある。
馬にも人にもその時までの仕上がりやモチベーションが結果を大きく左右します。

日本馬が置かれている状況は長大な長距離遠征。不慣れな初めてのコース。
それは馬も騎手もスタッフも同じことだったでしょう。些細なことがアウェイなのも当然。
なぜ今まで日本馬は凱旋門賞に勝てていないのか。その答えもここにあるでしょう。
だからこそ凱旋門賞で勝利を目指すことはとても価値があると思います。
全ての驚くべき厳しい条件に同時に打ち勝って、初めて勝利に届くのですから、
奇跡的ともいえるものがそこにあると思います。

私がレースを終えた直後に「ありがとう」と書き込むのは、その全ての条件の中で
挑戦し走り終えた馬と騎手への感謝の想いです。
それはその過程や結果がいかなるものであったとしてもです。

ゴールドシップと横山典弘騎手は凱旋門賞を勝てませんでした。大敗でした。
でも私は凱旋門賞に行く前も、負けた後も、ゴールドシップのことも
典さんのこともそれぞれへの想いはもちろん何一つ変わりません。

ゴールドシップは皐月賞、菊花賞、有馬記念、宝塚記念を勝ち、
芦毛馬の最多獲得賞金額を誇る、素晴らしい芦毛の怪物です。
大敗を含む３連敗の後、見事な復活勝利を見せてくれた不屈の馬です。
その生き様はまだここで終わらないと信じて応援し続けます。







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掲示板投稿とともに日記に残します。写真は今年の天皇賞のシップくん♪