お馬たちのコショコショ話

ｵｰﾁｬﾝ「ねぇねぇジェン君、天皇賞って知ってるか？」

ｵｰﾁｬﾝ「そこで、一番強いって僕みたいな芦毛が絶対勝つだろうって言われてたんや」

ｼﾞｪﾝ「それがツヨシみたいな青鹿毛のフェノーメノが勝ったんやろ？」

ｵｰﾁｬﾝ「そんでね、皆　その芦毛のシップくんがね、めちゃくちゃ言われてたんやで」

ｼﾞｪﾝ「そらしゃーないな、俺達だって体調ええときや悪い時あるんやしな〜勝つとは決まってへ　　　　んやろ」

ｵｰﾁｬﾝ「ツヨシ君も有馬記念でもうちょっとやったんやてよ！」

ｼﾞｪﾝ　｢聞いたで、今でもあれはツヨシが勝ってたって話し聞いたで〜」


ｼﾞｪﾝ「俺達競走馬でなくてよかったな＾＾」

ﾌｫﾙ「俺も地方やったけど、必死で走ってたで！成績も良かったんやけどな、この若さで

　　引退や！ええ馬主や先生に巡り合う事が大事やな〜俺、めっちゃ幸せやで！」




ﾂﾖｼ「お前らナごちゃごちゃ言うてても競走馬はな勝負の世界や、勝つか負けるかや

　　負けてもな、Ｇ１取れてるやないか、引退したらええとこ引き取られるとは限らへん！

　　俺みたいにずっとバナナ食って幸せとは限らないんや！

　　怪我だけはしたあかん・・・命取りや！」




ﾂﾖｼ「俺もナ〜もっかい走って見たいわ〜あの緑のターフで思いっきり！この脚さえ悪くなければＧ１取ってたんや・・・」


ｵｰﾁｬﾝ・ｼﾞｪﾝ･ﾌｫﾚ「・・・・俺達、幸せなんやな・・・ツヨシ君ごめんな」